ep.309 裏側の「にゃうにゃ!」新米メイドと執事の合流
エトスフェリアのメインホールでは、サヤが二人の男女を前に、厳しい(?)面接を行っていた。 「今日からあなたたちは、サヤ様の下で咲姫様にお仕えするのです。粗相のないように。...いいですね?」
「ワン! 任せてくださいサヤさん! 掃除と警備なら、この黄金の毛並みに誓って完璧にこなしますよ!」 大きな尻尾をブンブンと振るのは、犬人の青年・わんわん。サヤを慕って志願した、忠誠心だけは銀河一の執事だ。
「...了解。サヤ姉様の教え通り、『くいっと』を極めてみせるわ。あと、うさちぁん様の耳のケアも私の仕事ね」 クールに耳をピンと立てるのは、兎人の女性・果林(かりん)。サヤの技術を受け継ぐべく、無表情ながらも情熱を秘めた新米メイドである。
「わあぁ! 新しいお友達なのです! 賑やかになって嬉しいのですー!」 咲姫が喜んでいると、テラがモニターを指差した。 「咲姫様、お喜びのところ失礼しますが、この惑星のちょうど真裏...座標『対蹠点(たいせきてん)』に、説明のつかない巨大なエネルギー反応が出現しましたわ」
「そうなのです? じゃあ...みんなで行ってみるのです! にゃうにゃ!」
咲姫が可愛らしく拳を突き出すと、それが合図となった。 うさちぁんが「にゃうにゃ!」のリズムに合わせてシェーカーを激しく振ると、エトスフェリアの床が瞬時に液状化し、惑星の核を飛び越えて反対側へ繋がる「超空間スライダー」が出現した。
「いくのですー!」 一行はスライダーに飛び込み、惑星の裏側へ。 到着した先は、永遠の闇に包まれていたはずの地底空間。そこには、数億年の時を経て目覚めた黄金の歯車が噛み合う、超古代都市【アンティ・エトス】が鎮座していた。
「ここが遺跡...。わんわん、まずは周辺の安全確保よ」 「了解です、果林さん! クンクン...、古い金属の匂いと、少しだけ『美味しいお茶』の匂いがします!」 わんわんが鼻をひくつかせ、果林がサヤ直伝のモップ(物理無効)を構える。
「あらあら、新しい子たちもやる気十分ですね。...さらっと」 アリシアが遺跡の管理権を咲姫に書き換える中、黄金の都市が「にゃうにゃ!」の残響に応えるように、ゆっくりと輝き始めた。
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【探の章:進捗状況 1/8】
・咲姫:「にゃうにゃ!」の掛け声で遺跡探索を開始。
・うさちぁん:惑星を貫くスライダーをシェイクして作成。
・サヤ:配下のわんわんと果林を率いて、遺跡の「初任給設定」を行う。
・わんわん(新キャラ):犬人の執事。鼻が利き、遺跡のトラップより「おやつ」を見つけるのが得意。
・果林(新キャラ):兎人のメイド。サヤを姉様と呼び、鋭い耳で遺跡の隠し扉の音を聞き分ける。
・アリシア:「さらっと」遺跡の固定資産税を免除する手続きを完了。
・テラ:新キャラ二人の個性が強すぎて、管理AIとしての処理能力が限界に近い。
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