ep.302 天の川ならぬ「ウォッカの川」二層式バカンス
惑星アクア・ルナの青く透き通った水面で、巨大な『聖域の白パン』の浮き輪に揺られていたうさちぁんが、突然ムクリと起き上がった。
「咲姫ちゃん! 下が美味しいお水なのは最高だけど、空がただの青空なのは勿体ないと思わない? バカンスには、もっとこう...ガツンと来る『景色』が必要だよぉ!」 「ガツンと来る景色なのです? どんなのなのです?」
うさちぁんは不敵に笑うと、愛用のシェーカーにアクア・ルナの超軟水をたっぷり詰め込み、そこに五神の虚空ポーチから取り出した「極寒の恒星の核」と「純粋アルコールの概念」をブチ込んだ。
「いくよぉ! お水があるなら、それを磨き上げて最強の透明度にするのが礼儀だよねぇ!」
激しいシェイクと共に、うさちぁんが空に向かって中身を解き放つ。 すると、惑星の成層圏付近に、重力を無視して滞留する巨大な琥珀色ならぬ「無色透明」の巨大な輪が出現した。
【惑星施設:ウォッカ・リング(天上酒海)】
・仕様:アクア・ルナの水をベースに、うさちぁんが度数96%の極致まで高めたアルコールの海。
・特徴:透明すぎて地上からは「空が少しキラキラしている」ようにしか見えないが、実際には頭上に天文学的な量のウォッカが浮かんでいる。
・気象:たまに地上へ「アルコールの雨」が降るが、アリシアがさらっと気化ポイントを調整し、地上に届く前に「良い香り」だけを残して消える。
「あはは! これで泳ぎ疲れて喉が渇いたら、空を見上げて口を開けるだけでいいんだよぉ!」 「うさちぁん、それはバカンスではなく、ただの酒浸り生活ですわ!」 テラが絶叫するが、アリシアはさらっと空の屈折率を計算し、バインダーを叩いた。
「あらあら、このウォッカの海は素晴らしい天然のレンズになりますね。...さらっと。このレンズ効果を利用して、宇宙の果ての景色を地上に映し出す『天体スクリーン』として流用しておきました」
さらにサヤが動く。 「空に海があるのなら、そこまで『ささっと』移動する手段が必要ですね。...ささっと」
サヤが水の粘性を操作し、地上から空のウォッカ海までを繋ぐ、透明な「水のジェットコースター」を完成させた。
「すごーい! お空のお酒の海までドライブなのですー!」 咲姫は白パンの浮き輪に飛び乗り、透明な水のレールを伝って、ウォッカが渦巻く空へと射出された。
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【遊の章:進捗状況 2/8】
・咲姫:空のウォッカ海へ向かうウォータースライダーを大満喫。
・うさちぁん:空をまるごと「酒蔵」に変え、ご機嫌で平泳ぎ(飲酒)を開始。
・サヤ:「ささっと」水と酒の境界を分離し、混ざらないように管理。
・アリシア:「さらっと」空の海をレンズにした、宇宙観測システムを構築。
・テラ:引火の危険性が「惑星規模」になったことに絶望し、消火プログラムを100万個生成する。
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