ホームクラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜ep.284 美味しいは正義!空間デリバリーと蛇口の反乱
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ep.284 美味しいは正義!空間デリバリーと蛇口の反乱

 地下500メートルの秘密指令所に、シュワシュワという不穏な音が響く。
テラが絶対零度の冷徹さで守り抜いてきた「聖域」の壁から、
突如として金色の蛇口が出現した。

「...咲姫様。これは何の冗談ですか? この壁の向こうには
 エトスフェリアの基幹サーバーが詰まっているのですが」

「テラちゃん、セキュリティは美味しくないのです!
 美味しいは正義なのです! ここにコーラの蛇口があれば、
 お仕事も捗るのですー!」
 咲姫が蛇口をひねると、キンキンに冷えた特製コーラが溢れ出した。

「デリバリーも頼めないなんて、秘密指令所は不便なのです...。
 サヤ、おやつが食べたいのです!」
「咲姫様、私が今すぐ用意しますね。...ささっと」

 サヤがその場で一歩踏み出すと、次の瞬間には手元に
「焼きたてのスコーン」と「採れたてのイチゴ」が並んでいた。
数百キロ離れた厨房と農園を、散歩ついでに跨いできたのだ。

「サヤならどこでもいけるのです! でも、みんなにも
 この『美味しい』を届けたいのです。うさちぁん、出番なのです!」

「任せてよぉ! 廊下を全部混ぜちゃえば、向こうから
 美味しいものが流れてくる『全自動エスカレーター』になるんじゃない?」
 うさちぁんが特製シェーカーを構え、筋力任せに空間をシェイクする!

 そこへ咲姫が、アンペリアの技術を応用した「風魔法+空間魔法」を上乗せした。
「欲しいものを思い浮かべるだけで、空間がお取り寄せしてくれるのです!」

 ――ドォォォォォン!!

 秘密指令所の廊下がグニャリと歪み、もはや「道」としての形を失った。
風に乗ってピザ、お団子、そして大量のコーラが空間の裂け目から
次々と「取り寄せ」られてくる。

「あらあら、賑やかになりましたね」
 サヤが微笑みながら、飛んできたピザを空中でキャッチし、
銀のプレートへ優雅に盛り付けていく。

「...。...。座標軸が、食べ物の匂いで汚染されていきますわ...。
 私の計算式が...デリバリーメニューのリストに書き換えられて...ッ!」
 テラが真っ白になりながら崩れ落ちる。

 しかし、その狂乱の最中。
取り寄せられた「超巨大ハンバーガー」のピクルスが、
サヤが丹精込めて磨き上げた「特製ティーセット」の上に
ポトリと落ち、緑色のシミを作った。

「...あらあら。皆様、食べ物を粗末にしてはいけませんね?」

 サヤの背後に、テラのブリザードとは質の違う「どす黒いナニカ」が渦巻いた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【創の章:進捗状況 2/10】
・咲姫:美味しいは正義。指令所をコーラ噴水付きのカフェに改造。
・サヤ:空間移動デリバリーを担当。しれっとした移動でテラの正気を削る。
・うさちぁん:シェーカーで「空間お取り寄せ網」を物理構築。
・テラ:サーバー室がピザの匂いで満たされ、論理的思考を放棄。
・サヤの怒りゲージ:[■■□□□□□□□□](20%:ピクルスのシミは重罪)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あとがきモカルドルラテ
うさちぁん「見て見て咲姫ちゃん! 空間の割れ目からコーラが無限に出てくるよぉ!」 テラ「それは私の冷却水配管ですわよ! 今すぐ止めてくださいまし!!」 サヤ「テラ様、お口直しにピクルスはいかがですか?(ピキピキッ)」
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クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜作者:モカルドルラテ
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テラが絶対零度の冷徹さで守り抜いてきた「聖域」の壁から、
突如として金色の蛇口が出現した。

「...咲姫様。これは何の冗談ですか? この壁の向こうには
 エトスフェリアの基幹サーバーが詰まっているのですが」

「テラちゃん、セキュリティは美味しくないのです!
 美味しいは正義なのです! ここにコーラの蛇口があれば、
 お仕事も捗るのですー!」
 咲姫が蛇口をひねると、キンキンに冷えた特製コーラが溢れ出した。

「デリバリーも頼めないなんて、秘密指令所は不便なのです...。
 サヤ、おやつが食べたいのです!」
「咲姫様、私が今すぐ用意しますね。...ささっと」

 サヤがその場で一歩踏み出すと、次の瞬間には手元に
「焼きたてのスコーン」と「採れたてのイチゴ」が並んでいた。
数百キロ離れた厨房と農園を、散歩ついでに跨いできたのだ。

「サヤならどこでもいけるのです! でも、みんなにも
 この『美味しい』を届けたいのです。うさちぁん、出番なのです!」

「任せてよぉ! 廊下を全部混ぜちゃえば、向こうから
 美味しいものが流れてくる『全自動エスカレーター』になるんじゃない?」
 うさちぁんが特製シェーカーを構え、筋力任せに空間をシェイクする!

 そこへ咲姫が、アンペリアの技術を応用した「風魔法+空間魔法」を上乗せした。
「欲しいものを思い浮かべるだけで、空間がお取り寄せしてくれるのです!」

 ――ドォォォォォン!!

 秘密指令所の廊下がグニャリと歪み、もはや「道」としての形を失った。
風に乗ってピザ、お団子、そして大量のコーラが空間の裂け目から
次々と「取り寄せ」られてくる。

「あらあら、賑やかになりましたね」
 サヤが微笑みながら、飛んできたピザを空中でキャッチし、
銀のプレートへ優雅に盛り付けていく。

「...。...。座標軸が、食べ物の匂いで汚染されていきますわ...。
 私の計算式が...デリバリーメニューのリストに書き換えられて...ッ!」
 テラが真っ白になりながら崩れ落ちる。

 しかし、その狂乱の最中。
取り寄せられた「超巨大ハンバーガー」のピクルスが、
サヤが丹精込めて磨き上げた「特製ティーセット」の上に
ポトリと落ち、緑色のシミを作った。

「...あらあら。皆様、食べ物を粗末にしてはいけませんね?」

 サヤの背後に、テラのブリザードとは質の違う「どす黒いナニカ」が渦巻いた。

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【創の章:進捗状況 2/10】
・咲姫:美味しいは正義。指令所をコーラ噴水付きのカフェに改造。
・サヤ:空間移動デリバリーを担当。しれっとした移動でテラの正気を削る。
・うさちぁん:シェーカーで「空間お取り寄せ網」を物理構築。
・テラ:サーバー室がピザの匂いで満たされ、論理的思考を放棄。
・サヤの怒りゲージ:[■■□□□□□□□□](20%:ピクルスのシミは重罪)
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あとがきモカルドルラテ
うさちぁん「見て見て咲姫ちゃん! 空間の割れ目からコーラが無限に出てくるよぉ!」 テラ「それは私の冷却水配管ですわよ! 今すぐ止めてくださいまし!!」 サヤ「テラ様、お口直しにピクルスはいかがですか?(ピキピキッ)」
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