ep.305 酔いどれ水怪獣の行進。液体チートの波乗り合戦
空の「ウォッカ海」から降り注いだ高濃度アルコールが、深海の「水の精霊」たちと混ざり合った結果、惑星アクア・ルナの演算システムは、かつてないほど陽気なバグを引き起こした。
「咲姫様! 演算システムが『泥酔モード』に突入しましたわ! 水の精霊たちが理性を失い、巨大な質量となって地上へ向かっていますわよ!」 テラの警告と共に、穏やかだった水面が大きく盛り上がる。
ゴボゴボと音を立てて出現したのは、体長数百メートルに及ぶ、半透明で琥珀色の輝きを放つ「水の怪獣」だった。 その姿は咲姫がさっきまで遊んでいた『白パン』の形を模しており、千鳥足で海面をのしのしと歩き始めた。
「わあ! 大きなパンのお水怪獣なのです! 可愛いのですー!」 「あははは! あれは私のウォッカが効いてるねぇ! よーし、あの背中に乗って『波乗り』しちゃおうかぁ!」
うさちぁんがシェーカーを振り、自分たちの周囲に強力な「撥水フィールド」を撹拌。 そこへサヤがささっと動き、白パン型の特製サーフボードを用意した。
「咲姫様、お怪我のないように。...ささっと」 サヤが指を弾くと、水怪獣の背中に向かって、これまた水でできた「透明なエスカレーター」がしれっと接続される。
一方、暴走する惑星の気圧と液体密度を修正すべく、アリシアがバインダーを叩く。 「あらあら、せっかくの怪獣ですから、もう少しカッコよくしましょう。...さらっと」 アリシアがさらっとデザインを微調整すると、水怪獣の表面にクリスタル状の「鱗」が形成され、太陽の光を反射して七色に輝く【生産品:酔星龍(ウォッカ・ドラゴン)】へと進化した。
「いくのですー! 龍さんの背中でダンスなのです!」 咲姫たちは、千鳥足で荒れ狂うドラゴンの背中で、スリリングなサーフィンを開始した。 ドラゴンが吠えるたびに空からは「美味しい水の飛沫」が、海からは「アルコールの波」が押し寄せ、惑星全体が巨大な噴水ショーの会場と化した。
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【遊の章:進捗状況 5/8】
・咲姫:酔っ払った水ドラゴンの背中で、究極の「波乗りバカンス」を満喫。
・うさちぁん:ドラゴンの口にさらにウォッカを注ぎ込み、出力を上げようとする。
・サヤ:「ささっと」ドラゴンの背中に「滑り止め」の魔法をかけ、快適な空間を維持。
・アリシア:「さらっと」ドラゴンの暴走を「移動式水上アトラクション」として公認。
・テラ:ドラゴンの一歩ごとに発生する津波の計算を放棄し、自分もサーフボードに乗ることを決意。
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