ホームクラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜ep.222 朝霧の訪問者と、未完成の「道」
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ep.222 朝霧の訪問者と、未完成の「道」

 昨晩、うさちぁんと芋焼酎で盛り上がりすぎたせいで、エトスフェリアの朝は少しゆっくりと始まりました。 温泉の熱を利用した「たまご湯」からは、まだ美味しそうな硫黄と出汁の香りがふんわりと漂っています。

「ふあぁ......。うさちぁんはもうお月様に帰っちゃったのです? 寂しいけど、朝ごはんに温泉たまごを食べるのです!」 咲姫が目をこすりながら外へ出ると、朝霧の向こう側に、誰かが立っているのが見えました。

「......あ、あの。すみません......」

 そこに立っていたのは、ボロボロの地図を広げ、大きな測量機器を背負った、ひょろりとした青年でした。 彼の靴は泥だらけで、服のあちこちが茨で破れています。

「ここ......ですよね? 『世界で一番美味しそうな音がする場所』って。僕、その音を頼りに、道のない森を三日三晩歩き続けて......」

 彼は四人目の来訪者、測量士のレン。 かつては王国の街道を設計するエリートでしたが、「効率」ばかりを求める街づくりに疑問を感じ、理想の「歩きたくなる道」を探して放浪していた青年です。

「迷子さんなのです!? 大丈夫なのです、まずはこの『うさちぁんポテト』と『温泉たまご』を食べて、命を繋ぎ止めるのです!」

 咲姫が差し出した朝食を一口食べた瞬間、レンはボロボロと涙をこぼしました。 「......美味しい。こんなに優しい味、生まれて初めてです。......でも、ここに来るまでの道が酷すぎます。こんなに素敵な場所なのに、みんなが迷ってしまう!」

 レンは地面に這いつくばり、持っていた杭をトントンと打ち込みました。 「決めました。僕、ここに『誰もが迷わずに帰ってこられる道』を作ります。咲姫さん、あなたの料理が冷める前に、お客さんが届くような道を!」

【エトスフェリア・ロード始動!
レンの能力: 土地の起伏を読み、最短ではなく「景色が一番綺麗に見えるルート」を割り出す。

咲姫の暴走: 「道を作るなら、歩きながらおやつが食べられる『おやつ街道』にするのです!」と、道の脇に果樹を植えまくる提案。
あとがきモカルドルラテ
歩きながらおやつを食べられる街道。飲み物は持参ですかね?
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ep.223 二つの路、二つの響き
クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜作者:モカルドルラテ
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「ふあぁ......。うさちぁんはもうお月様に帰っちゃったのです? 寂しいけど、朝ごはんに温泉たまごを食べるのです!」 咲姫が目をこすりながら外へ出ると、朝霧の向こう側に、誰かが立っているのが見えました。

「......あ、あの。すみません......」

 そこに立っていたのは、ボロボロの地図を広げ、大きな測量機器を背負った、ひょろりとした青年でした。 彼の靴は泥だらけで、服のあちこちが茨で破れています。

「ここ......ですよね? 『世界で一番美味しそうな音がする場所』って。僕、その音を頼りに、道のない森を三日三晩歩き続けて......」

 彼は四人目の来訪者、測量士のレン。 かつては王国の街道を設計するエリートでしたが、「効率」ばかりを求める街づくりに疑問を感じ、理想の「歩きたくなる道」を探して放浪していた青年です。

「迷子さんなのです!? 大丈夫なのです、まずはこの『うさちぁんポテト』と『温泉たまご』を食べて、命を繋ぎ止めるのです!」

 咲姫が差し出した朝食を一口食べた瞬間、レンはボロボロと涙をこぼしました。 「......美味しい。こんなに優しい味、生まれて初めてです。......でも、ここに来るまでの道が酷すぎます。こんなに素敵な場所なのに、みんなが迷ってしまう!」

 レンは地面に這いつくばり、持っていた杭をトントンと打ち込みました。 「決めました。僕、ここに『誰もが迷わずに帰ってこられる道』を作ります。咲姫さん、あなたの料理が冷める前に、お客さんが届くような道を!」

【エトスフェリア・ロード始動!
レンの能力: 土地の起伏を読み、最短ではなく「景色が一番綺麗に見えるルート」を割り出す。

咲姫の暴走: 「道を作るなら、歩きながらおやつが食べられる『おやつ街道』にするのです!」と、道の脇に果樹を植えまくる提案。
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