ep.232 空飛ぶレストラン計画:雲は極上の肴なのです!
地上の面積が足りないなら空を使えばいい。そう考えた咲姫は、テトの巨大帆布とガラムの軽量鉄骨を組み合わせた「超巨大気球レストラン」を浮上させました。しかし、展望席から流れる雲を眺めていた咲姫の目が、怪しく光ります。
「......ミナさん、あの雲、ふわふわしてて絶対美味しそうなのです。でも、ただの綿菓子じゃ普通すぎて、うさちぁんがガッカリしちゃうのです!」
咲姫はデッキの真ん中で、ぐっすり寝ているうさちぁんの耳元で叫びました。 「うさちぁん! あそこの雲、全部食べられるようにしてほしいのです! それも、世界一お酒に合う味にするのです!!」
【咲姫とうさちぁんの暴走:スカイ・アルコール・クラウド】
うさちぁんの酔いどれ奇跡 「んん......お酒ぇ? じゃあ、あの雲、全部『大吟醸味』と『芋焼酎味』にしちゃうよぉぉぉ......」 うさちぁんが空に向かってふーっと息を吐き出すと、真っ白だった雲が、ほんのりと琥珀色や透明感のある黄金色に染まり始めました。
実食!お酒味の雲 「これなのです!」 咲姫が魔法のフォークを空に突き立て、雲を絡めとります。それは口に入れた瞬間、シュワッと溶けて濃厚な焼酎の香りと、ほんのりとした甘みが広がる「究極の酒の肴」へと変貌していました。
空から降る「酔っ払い綿菓子」 気球の炭酸ブースターの熱風に煽られ、ちぎれた「お酒雲」が綿菓子のような雪となって地上へ降り注ぎます。 「大変なのです! お空から美味しいお酒が降ってきたのです!」 地上では、口を開けて空を見上げる大人たちが続出し、エトスフェリア周辺はかつてないほど陽気で平和な「泥酔地帯」へと変わりました。
「ふふん、これならおつまみを持ち込まなくても、空を飛んでいるだけで宴会ができるのです!」 咲姫は、雲をポテチでディップして食べるという新境地を開拓しながら、ご機嫌で空の旅を楽しむのでした。