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挿絵AIで作った挿絵

忘却の目覚め、欠落した記憶

 2036年5月29日 午前3時11分

 窓の向こうから零れ落ちる青白い月光。消毒液の匂いが漂う薄暗い個室の中で目を覚ました天乃あまのの身体を容赦なく硬いマットレスの冷たさが蝕んでいる。
 胸の奥に疼くような疼痛を覚えたが、確認するまでもなく、そこに穴が開いているような事実はなかった。心臓は規則正しく、無事に鼓動を刻んでいる。
 なぜ自身が「胸に穴が開いている」などという非現実的な想像を抱いたのか、その理由は定かではない。
 だが、今の天乃あまのにとってそれは些細な疑問に過ぎなかった。目の前には、より重大な、かつ複数の問題が横たわっていたからである。

 第一に、部屋の窓が大きく割れていた。
 月明かりが差すベッドのすぐ傍から飛び散った破片が室内へと流れ込んでいる様子から、外側から内側へ向けて強烈な衝撃が加わったものだと推測される。
 第二に、それほどの衝撃音があったはずであるにもかかわらず、今の今まで目が覚めなかったという不自然さである。果たして天乃あまのは、この惨状を承知の上で眠り続けていたのだろうか。
 第三に、椅子に座ったままベッドの足元に上半身を載せ、眠るようにして目を瞑っている赤い和服を纏った金髪の少女の存在である。八歳ほどに見えるその容姿は、この寒々しい空間において異様なまでの存在感を放っていた。

 そして何より根本的な問題として、ここがどこであり、自分がいったい何者であるのか、その記憶が一切抜け落ちていた。

 しばしの混乱の後、周囲を観察した天乃あまのは、ここが病院の個室であるという結論に至った。
 自身の恰好が味気ない病衣であることや室内に自身が横たわっているベッド以外に生活臭を感じさせる物品が一切存在しないことがその根拠であった。
 しかし、仮にここが病院の一室であるならば、窓が割れるような異常事態に誰一人気づかないはずがない。誰も様子を見に来ない静寂が、かえって不気味であった。
 緊張感を欠いた睡魔が再び意識を掠め取ろうとしたそのとき、足元にいた少女が金色こんじきの眼まなこをひらき、天乃あまのを観察していることに気づいた。

「お、はよう?」

 天乃あまのはとりあえず、通じるかどうかも定かではない言語で挨拶を試みた。
 自身の声はひどく枯れ果てていた。まるで、長い年月、言葉を交わすことを忘れていたかのように。

「おはよう? おはよう、のう。そなた、今がそのような挨拶をする時間に見えるのか?」

 予想に反し、その口調は幼い外見とは著しく乖離した古風で流暢なものだった。
 だが、天乃あまのはひとまず、言葉が通じるという事実に安堵を覚えた。

「えっと、なんか寝てたみたいだから」
「そうか。今日は散々だったからのう。何度死んだかわからん。何が、『こういうものは侵入の方が難しくて脱出は緩いものだよ』、じゃ。脱出も難しかったではないか」

 少女は恨みがましい眼差しを向けてくるが、天乃あまのには全く心当たりがなかった。

(何度も死んだ? ゲームか何かの話か? いや、まずは状況の把握が先決だろう)

「その......実は記憶が全くなくって。困ってたんだけど、何かわかることがあったら教えてくれないかな?」
「記憶がない、か。想定されていたことではあるが、面倒じゃな。その辺はわっちの管轄外じゃて。医者の世話にでもなるがよかろう。とにかく、わっちはわっちの用事を済ませる」

 薄暗いベッドの上。少女はそう告げると、逃げ場のない空間で蠱惑的な表情を浮かべながら、天乃あまのの身体にじりじりとにじり寄るように距離を詰めていく。

「えっと、何かな? 嫌な予感しかしないけど」
「まずは失った魔力を補充する必要がある。眠っておるうちに済ませてもよかったのじゃが、途中で起きられた際に説明するのが面倒でな。起きるのを待っておったのじゃよ。――率直に言うとな、わっちは、空腹、なのじゃよ」

 にじり寄る少女の歯きばが、天乃あまのの首筋に突き立てられた。
 それは容易く皮膚を穿ち、天乃あまのは抵抗する術もないまま、血液と共に大量の「何か」を奪われていく。
 天乃あまのの全身を猛烈な虚脱感が襲った。

「――――――――ッッ!!」

 命が吸われているその感覚に、天乃あまのが死に物狂いで上げたはずの叫び声は、喉を通り過ぎた瞬間に次々と空間から剥離し、消失していく。
 せめてもの抵抗として少女の肩を掴んだ手は、力が入らずにただ添えるだけの置物と化している。
 唐突な死への危機感は生理反応すら打ち消す現実に屈しようとしていた。

(そうか、窓が割れた音がしなかった理由は、きっとこれだ)

 だが、そんな天乃あまのの意識の片隅には、状況を冷徹に俯瞰する思考が宿っていた。
 その冷静さを自分自身で不気味だと感じながらも、溢れ出す思考は止まらない。
 それこそが、記憶を失った彼を彼たらしめる最後の要素であると主張するかのように。

(だが、音が消える仕組みは何だ。この振動か? いや、今はそんなことはどうでもいい。問題はこのまま殺されるか否かだ)

 天乃あまのの視線が周囲を走る。この状況を覆す何かがないかを見定めるためである。

(この娘こは起きるのを待っていたと云った。ならば食事以外の用もあるはずだ。本当に殺すつもりで、空腹を満たすことだけが目的ならば、眠っている間に済ませてもよかったはずだ)

 希望的観測だが、そう仮定する他どうしようもないのも事実だった。

(では、何が目的だ? ダメだ。思考が上手くまとまらない。血を失いすぎたか)

 闇に沈みゆく病室のベッドサイド。吸血の余韻が残る薄暗がりの中、天乃あまのの顔から生気が急速に失われていく。
 意識が混濁し、消失しかけたころ、ようやく少女は吸血を止めた。
 天乃あまのの首筋に残されたはずの少女の歯型は、映像を逆再生するかのようにたちまち塞がり、消失していく。

「おっと、忘れんうちにこっちもな」

 少女が割れた窓へと指を向けると、床に散らばっていた破片が宙に浮かび、元通りに窓枠へと収まっていく。
 これもまた、まるで逆再生の映像を見ているかのようだった。

「いや、すまん。興が乗ってつい喰い過ぎたようじゃ。まだ意識はあるかの?」

 少女は気づかわしげな様子で、指先で天乃あまのの頬を突ついた。

「か、辛うじて」

 思考の海から引き戻された天乃あまのは、本人の申告どおり、辛うじて意識を現実に繋ぎ止めていた。
 もっとも、目の前の現実離れした現象には一切回答を持ち合わせていない。
 それが、天乃あまのの根源的な恐怖を揺さぶる。

「そうか、それは重畳。まだ、そなたにはやってもらうことがあるのじゃ」

 そんな少女は天乃あまのの様子に頓着することなく、和服の袖から一本のリボンを取り出した。

「これでわっちの髪を結うのじゃ。どんな形でも構わん」

 手渡されたリボンを握りしめ、天乃あまのは倦怠感の中で途方に暮れていた。だが、いざ手を動かしてみると、初めからその動作が決定されていたかのように指が動いた。
 少女の髪が元・通・り・に結い直されると、金色こんじきの光彩が毛先から根元へと引いていき、漆黒の髪が現れる。
 振り返った少女の顔は、典型的な東洋人のそれへと変化していた。人工的なまでに整えられたその姿は、和装も相俟って、まるで人形のようであると形容するに相応しい外見となった。
 天乃あまのは驚愕することに疲れ果てたのか、あるいは思考を放棄したのか、彼女はそういう存在なのだと自分を無理やり納得させることにした。

「ほう、上書きは無事済んだようじゃの。さて、わっちの用件は終わりじゃ。いや、厳密にはもう一つあるのじゃが、それは後日としよう。質問があるなら答えてもよいが、そなたの意識がもう持つまい。ちぃと、貰い過ぎたからの」

 静まり返った無機質な個室。微かな月明かりだけが、限界を迎えて意識を手放そうとする天乃あまのの虚ろな横顔を照らし出している。
 ほとんど無表情ながら、どこか楽しげな雰囲気を纏う少女に対し、天乃あまのは最後の力を振り絞って尋ねた。

「誰......なんだ?」
「この姿のときには、英莉えりと名乗っておる。名字は状況に応じて天乃あまのだったり、夜歩よるふだったり、百目鬼どうめきを名乗ったこともある。まあ、さまざまじゃな。決まったものはない」

 英莉えりと改めて名乗った少女は、天乃あまのをなぶるような嗜虐的な声色を発する。表情が全く変わらないのが逆に不気味なくらいである。

「それとも、誰、とはそなた自身のことか? そうであれば、そなたは天乃あまの慎しんに相違あるまい」
「天乃あまの、慎しん」

 自身の名を聞き届けた天乃あまのは、糸の切れた人形のように崩れ落ち、深い眠りへと落ちていった。

「そうじゃとも、そなたが天乃あまの慎しんに相違ない。これで世は全て事もなし、何一つ欠けてない盤面の出来上がりじゃとも」

 英莉えりはそう独りごちると、割れた窓を直したばかりの室内を見渡した。

「さて、後はどうやってこの病院を脱出したものか」

 彼女は、自身で塞いでしまった窓を見上げて、病院を脱出する手段について、再び頭を悩ませることになるのであった。
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 2036年5月29日 午前3時11分

 窓の向こうから零れ落ちる青白い月光。消毒液の匂いが漂う薄暗い個室の中で目を覚ました天乃あまのの身体を容赦なく硬いマットレスの冷たさが蝕んでいる。
 胸の奥に疼くような疼痛を覚えたが、確認するまでもなく、そこに穴が開いているような事実はなかった。心臓は規則正しく、無事に鼓動を刻んでいる。
 なぜ自身が「胸に穴が開いている」などという非現実的な想像を抱いたのか、その理由は定かではない。
 だが、今の天乃あまのにとってそれは些細な疑問に過ぎなかった。目の前には、より重大な、かつ複数の問題が横たわっていたからである。

 第一に、部屋の窓が大きく割れていた。
 月明かりが差すベッドのすぐ傍から飛び散った破片が室内へと流れ込んでいる様子から、外側から内側へ向けて強烈な衝撃が加わったものだと推測される。
 第二に、それほどの衝撃音があったはずであるにもかかわらず、今の今まで目が覚めなかったという不自然さである。果たして天乃あまのは、この惨状を承知の上で眠り続けていたのだろうか。
 第三に、椅子に座ったままベッドの足元に上半身を載せ、眠るようにして目を瞑っている赤い和服を纏った金髪の少女の存在である。八歳ほどに見えるその容姿は、この寒々しい空間において異様なまでの存在感を放っていた。

 そして何より根本的な問題として、ここがどこであり、自分がいったい何者であるのか、その記憶が一切抜け落ちていた。

 しばしの混乱の後、周囲を観察した天乃あまのは、ここが病院の個室であるという結論に至った。
 自身の恰好が味気ない病衣であることや室内に自身が横たわっているベッド以外に生活臭を感じさせる物品が一切存在しないことがその根拠であった。
 しかし、仮にここが病院の一室であるならば、窓が割れるような異常事態に誰一人気づかないはずがない。誰も様子を見に来ない静寂が、かえって不気味であった。
 緊張感を欠いた睡魔が再び意識を掠め取ろうとしたそのとき、足元にいた少女が金色こんじきの眼まなこをひらき、天乃あまのを観察していることに気づいた。

「お、はよう?」

 天乃あまのはとりあえず、通じるかどうかも定かではない言語で挨拶を試みた。
 自身の声はひどく枯れ果てていた。まるで、長い年月、言葉を交わすことを忘れていたかのように。

「おはよう? おはよう、のう。そなた、今がそのような挨拶をする時間に見えるのか?」

 予想に反し、その口調は幼い外見とは著しく乖離した古風で流暢なものだった。
 だが、天乃あまのはひとまず、言葉が通じるという事実に安堵を覚えた。

「えっと、なんか寝てたみたいだから」
「そうか。今日は散々だったからのう。何度死んだかわからん。何が、『こういうものは侵入の方が難しくて脱出は緩いものだよ』、じゃ。脱出も難しかったではないか」

 少女は恨みがましい眼差しを向けてくるが、天乃あまのには全く心当たりがなかった。

(何度も死んだ? ゲームか何かの話か? いや、まずは状況の把握が先決だろう)

「その......実は記憶が全くなくって。困ってたんだけど、何かわかることがあったら教えてくれないかな?」
「記憶がない、か。想定されていたことではあるが、面倒じゃな。その辺はわっちの管轄外じゃて。医者の世話にでもなるがよかろう。とにかく、わっちはわっちの用事を済ませる」

 薄暗いベッドの上。少女はそう告げると、逃げ場のない空間で蠱惑的な表情を浮かべながら、天乃あまのの身体にじりじりとにじり寄るように距離を詰めていく。

「えっと、何かな? 嫌な予感しかしないけど」
「まずは失った魔力を補充する必要がある。眠っておるうちに済ませてもよかったのじゃが、途中で起きられた際に説明するのが面倒でな。起きるのを待っておったのじゃよ。――率直に言うとな、わっちは、空腹、なのじゃよ」

 にじり寄る少女の歯きばが、天乃あまのの首筋に突き立てられた。
 それは容易く皮膚を穿ち、天乃あまのは抵抗する術もないまま、血液と共に大量の「何か」を奪われていく。
 天乃あまのの全身を猛烈な虚脱感が襲った。

「――――――――ッッ!!」

 命が吸われているその感覚に、天乃あまのが死に物狂いで上げたはずの叫び声は、喉を通り過ぎた瞬間に次々と空間から剥離し、消失していく。
 せめてもの抵抗として少女の肩を掴んだ手は、力が入らずにただ添えるだけの置物と化している。
 唐突な死への危機感は生理反応すら打ち消す現実に屈しようとしていた。

(そうか、窓が割れた音がしなかった理由は、きっとこれだ)

 だが、そんな天乃あまのの意識の片隅には、状況を冷徹に俯瞰する思考が宿っていた。
 その冷静さを自分自身で不気味だと感じながらも、溢れ出す思考は止まらない。
 それこそが、記憶を失った彼を彼たらしめる最後の要素であると主張するかのように。

(だが、音が消える仕組みは何だ。この振動か? いや、今はそんなことはどうでもいい。問題はこのまま殺されるか否かだ)

 天乃あまのの視線が周囲を走る。この状況を覆す何かがないかを見定めるためである。

(この娘こは起きるのを待っていたと云った。ならば食事以外の用もあるはずだ。本当に殺すつもりで、空腹を満たすことだけが目的ならば、眠っている間に済ませてもよかったはずだ)

 希望的観測だが、そう仮定する他どうしようもないのも事実だった。

(では、何が目的だ? ダメだ。思考が上手くまとまらない。血を失いすぎたか)

 闇に沈みゆく病室のベッドサイド。吸血の余韻が残る薄暗がりの中、天乃あまのの顔から生気が急速に失われていく。
 意識が混濁し、消失しかけたころ、ようやく少女は吸血を止めた。
 天乃あまのの首筋に残されたはずの少女の歯型は、映像を逆再生するかのようにたちまち塞がり、消失していく。

「おっと、忘れんうちにこっちもな」

 少女が割れた窓へと指を向けると、床に散らばっていた破片が宙に浮かび、元通りに窓枠へと収まっていく。
 これもまた、まるで逆再生の映像を見ているかのようだった。

「いや、すまん。興が乗ってつい喰い過ぎたようじゃ。まだ意識はあるかの?」

 少女は気づかわしげな様子で、指先で天乃あまのの頬を突ついた。

「か、辛うじて」

 思考の海から引き戻された天乃あまのは、本人の申告どおり、辛うじて意識を現実に繋ぎ止めていた。
 もっとも、目の前の現実離れした現象には一切回答を持ち合わせていない。
 それが、天乃あまのの根源的な恐怖を揺さぶる。

「そうか、それは重畳。まだ、そなたにはやってもらうことがあるのじゃ」

 そんな少女は天乃あまのの様子に頓着することなく、和服の袖から一本のリボンを取り出した。

「これでわっちの髪を結うのじゃ。どんな形でも構わん」

 手渡されたリボンを握りしめ、天乃あまのは倦怠感の中で途方に暮れていた。だが、いざ手を動かしてみると、初めからその動作が決定されていたかのように指が動いた。
 少女の髪が元・通・り・に結い直されると、金色こんじきの光彩が毛先から根元へと引いていき、漆黒の髪が現れる。
 振り返った少女の顔は、典型的な東洋人のそれへと変化していた。人工的なまでに整えられたその姿は、和装も相俟って、まるで人形のようであると形容するに相応しい外見となった。
 天乃あまのは驚愕することに疲れ果てたのか、あるいは思考を放棄したのか、彼女はそういう存在なのだと自分を無理やり納得させることにした。

「ほう、上書きは無事済んだようじゃの。さて、わっちの用件は終わりじゃ。いや、厳密にはもう一つあるのじゃが、それは後日としよう。質問があるなら答えてもよいが、そなたの意識がもう持つまい。ちぃと、貰い過ぎたからの」

 静まり返った無機質な個室。微かな月明かりだけが、限界を迎えて意識を手放そうとする天乃あまのの虚ろな横顔を照らし出している。
 ほとんど無表情ながら、どこか楽しげな雰囲気を纏う少女に対し、天乃あまのは最後の力を振り絞って尋ねた。

「誰......なんだ?」
「この姿のときには、英莉えりと名乗っておる。名字は状況に応じて天乃あまのだったり、夜歩よるふだったり、百目鬼どうめきを名乗ったこともある。まあ、さまざまじゃな。決まったものはない」

 英莉えりと改めて名乗った少女は、天乃あまのをなぶるような嗜虐的な声色を発する。表情が全く変わらないのが逆に不気味なくらいである。

「それとも、誰、とはそなた自身のことか? そうであれば、そなたは天乃あまの慎しんに相違あるまい」
「天乃あまの、慎しん」

 自身の名を聞き届けた天乃あまのは、糸の切れた人形のように崩れ落ち、深い眠りへと落ちていった。

「そうじゃとも、そなたが天乃あまの慎しんに相違ない。これで世は全て事もなし、何一つ欠けてない盤面の出来上がりじゃとも」

 英莉えりはそう独りごちると、割れた窓を直したばかりの室内を見渡した。

「さて、後はどうやってこの病院を脱出したものか」

 彼女は、自身で塞いでしまった窓を見上げて、病院を脱出する手段について、再び頭を悩ませることになるのであった。
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