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どんどんと楽しくなってきた私は、自分の考えを次から次へと口にしました。
万葉集で「海」をテーマにした作品は、私たちが想像する泳ぎに行く海というよりも、恋や命の儚さを歌っています。
つまり、夏はあまり関係がない気がしたので相応しくないと判断したこと。
次に考えたのは「星」でした。
かの有名な歌劇団は雪月花から組名を取っていると聞きました。その後、名付けられた組名ですから、雪月花に混じってもおかしくない、と。
私は同じように万葉集を調べました。でも詩歌で星を扱っているのは、びっくりするくらい数が少なかったのです。
街頭もなく、満天の星空が毎日のように望めたはずなのに。
私は当時の時代背景を調べてみました。
占星術や陰陽道に使われていたのはすぐに分かりました。それでも、何故詠まれないのか。
これは私の推測ですが、星は小さすぎて変化がないから、だと考えました。何故なら万葉集って驚くほど恋の歌が多いんです。
きっと昔の人は、雪や月、花で自分の恋心を表していたんだと思ったんです。
雪なら、儚く消えていくありように。月ならば満ち欠けする姿に。花だったら美しく散っていく様に。
だとすると、星は相応しくない。
そこで最後に思いついたのが。