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第十四話:レア宝箱

 レアボスバトルが終わった後。
 煙けむりになって消えた木のオバケがいた場所に、キラキラ光る宝箱が現れた。

「リュウ、お前が開けてくれ。レベルが高いキャラが開けた方が、良い物が出るからな」
「おけ」

 ノクスの言葉にリュウさんが短く答えて、宝箱に近づく。
 ぼくには見えないけど、フレンド登録をしているノクスには、リュウさんのレベルが分かるらしい。
 三人の中で一番レベルが上のリュウさんは、今いくつなんだろう?

「いいものが出ますよーに」

 リュウさんは神社にお参りするときみたいに、パンパンと手をたたいて言う。
 それから、よいしょって感じで宝箱のふたを開けた。

「おおっ! こ、これはっ!」
「なになに? 何が出た?」
「ぼくにも見せて」

 リュウさんが、箱の中を見てビックリしながら喜んでいる。
 ノクスとぼくも、リュウさんの横から宝箱をのぞきこんでみた。
 箱の中には、魔法まほうのスクロールが入っている。
 もしかして、レア魔法かな?

「......これは、オレにとても役立つが、オレが覚えてもあまり役に立たない魔法だ」
「え?」

 リュウさんが、フッとため息をついて言うので、ぼくはキョトンとしてしまった。
 役立つのに、役に立たない?
 どういうことかな?
 なぞなぞみたいだね。

「だな。これはメリディエスに覚えさせた方が良さそうだ」
「ぼくが使ってもいいの?」
「いいよ。光魔法ひかりまほうだから、天使なら他の種族の半分の魔力まりょくで使えるからね」

 ノクスとリュウさんに言われて、ぼくは宝箱の中から巻物を取り出した。
 ひもをほどくと金色の文字がうかびあがり、ぼくの頭へ吸いこまれていく。


 起動言語【レスレクティオ】
 死者を復活させる、よみがえりの魔法。


「メリディエスくん、もしもオレが死んだら、復活させてくれるかい?」
「リュウさん、死んじゃうことあるの?」
「むしろ、しょっちゅう死んでるな」

 よみがえりの魔法を覚えたら、リュウさんにお願いされた。
 しょっちゅう死ぬって、なんか大変そうだね。

「メリディエスくん、フレンド登録をしよう」
「はい」

 ぼくの前の空中に、小さなウィンドウが現れた。
 そこには『リュウがフレンド登録をリクエストしています。許可しますか?』と書いてある。
 はいをおすと、オルゴールみたいな音が鳴って、『リュウとフレンドになりました』というメッセージが流れた。

「リュウさん、レベル高い」
「防御ぼうぎょは低いけどね」

 フレンドリストに加わったリュウさんのレベルを見たら、40だった。
 ぼくの倍のレベルだ。
 そんな人が死んでる場所へ、助けに行けるかな?
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ぼくはデバッガー~お兄ちゃんを手伝ってオンラインゲームをプレイしよう~作者:BIRD
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第十四話:レア宝箱

 レアボスバトルが終わった後。
 煙けむりになって消えた木のオバケがいた場所に、キラキラ光る宝箱が現れた。

「リュウ、お前が開けてくれ。レベルが高いキャラが開けた方が、良い物が出るからな」
「おけ」

 ノクスの言葉にリュウさんが短く答えて、宝箱に近づく。
 ぼくには見えないけど、フレンド登録をしているノクスには、リュウさんのレベルが分かるらしい。
 三人の中で一番レベルが上のリュウさんは、今いくつなんだろう?

「いいものが出ますよーに」

 リュウさんは神社にお参りするときみたいに、パンパンと手をたたいて言う。
 それから、よいしょって感じで宝箱のふたを開けた。

「おおっ! こ、これはっ!」
「なになに? 何が出た?」
「ぼくにも見せて」

 リュウさんが、箱の中を見てビックリしながら喜んでいる。
 ノクスとぼくも、リュウさんの横から宝箱をのぞきこんでみた。
 箱の中には、魔法まほうのスクロールが入っている。
 もしかして、レア魔法かな?

「......これは、オレにとても役立つが、オレが覚えてもあまり役に立たない魔法だ」
「え?」

 リュウさんが、フッとため息をついて言うので、ぼくはキョトンとしてしまった。
 役立つのに、役に立たない?
 どういうことかな?
 なぞなぞみたいだね。

「だな。これはメリディエスに覚えさせた方が良さそうだ」
「ぼくが使ってもいいの?」
「いいよ。光魔法ひかりまほうだから、天使なら他の種族の半分の魔力まりょくで使えるからね」

 ノクスとリュウさんに言われて、ぼくは宝箱の中から巻物を取り出した。
 ひもをほどくと金色の文字がうかびあがり、ぼくの頭へ吸いこまれていく。


 起動言語【レスレクティオ】
 死者を復活させる、よみがえりの魔法。


「メリディエスくん、もしもオレが死んだら、復活させてくれるかい?」
「リュウさん、死んじゃうことあるの?」
「むしろ、しょっちゅう死んでるな」

 よみがえりの魔法を覚えたら、リュウさんにお願いされた。
 しょっちゅう死ぬって、なんか大変そうだね。

「メリディエスくん、フレンド登録をしよう」
「はい」

 ぼくの前の空中に、小さなウィンドウが現れた。
 そこには『リュウがフレンド登録をリクエストしています。許可しますか?』と書いてある。
 はいをおすと、オルゴールみたいな音が鳴って、『リュウとフレンドになりました』というメッセージが流れた。

「リュウさん、レベル高い」
「防御ぼうぎょは低いけどね」

 フレンドリストに加わったリュウさんのレベルを見たら、40だった。
 ぼくの倍のレベルだ。
 そんな人が死んでる場所へ、助けに行けるかな?
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