魔力循環
閲覧ありがとうございます
「これがこの傷の理由と師匠との出会いになります」
「んだよ、その騎士団!そいつらがしっかりしてればファイアーベアーに襲われる事も家族を失うことも無かったのに!」
「王国第三騎士団、聞いたことあるね、貴族至上主義者が集まる騎士団で実力は大したこと無いが団長の家がバックについてて好き放題してるとか」
「そうなんですか」
「ロードウェイ家は公爵家だからな、王宮も解体しろとは言えないんだろ」
「まぁおかげで師匠と出会えて弟子にして貰えました」
「素質があったとはいえ、そこは良かったね、それからはずっと暴風の魔女の修行を?」
「まさか、その格好も修行の一環とか?」
「この格好は好きで着てます」
「そ、そうなのか」
「まぁそう言うことなのでこの傷は見られたくないんですよ、いい思い出ではありませんし、醜い傷ですし」
「醜いとかねーよ!」
「そうだね、話を聞いててよく生きていてくれたと思ったよ」
「ありがとうございます」
話をしていると就寝時間になった
「もうこんな時間ですか、寝ましょうか」
そう言って僕は寝間着に着替えた
「おま、なんだよ、そのフリフリの寝間着は」
「可愛いでしょう?」
「なんかここまで来ると女子と変わらないな、まぁこれも個性と捉えようじゃないか、お休み」
「おう、お休み」
「お休みなさい」
僕らはそれぞれのベッドに入り就寝した。
次の日、僕は誰よりも早く目が覚めた
「ん、そうか、師匠を起こす必要ないから早起きしなくてよかったんだった」
仕方がないので僕は朝から魔力循環を行った
「まずは右腕から左腕に」
魔力循環、これを朝からしておけば魔法を使いやすくなるので毎日、日課にしている
「次は左腕の魔力を右足に」
「なにやってるんだい?ウィン」
「おはようございます、起こしてしまいましたか?」
「いや、そろそろ起きようと思ってたから構わないよ、それで何をしてるんだ?魔力を感じるけど放出してる感じでもないし」
「これは魔力循環ですよ、体内の魔力を体の中で動かすことで魔法を使いやすくなるんですよ」
「そうなのか、それは知らなかったな、良かったらそれも教えてくれないか、多分知らない人間が多そうだし」
「良いですよ、はじめは難しいですが慣れてくると簡単ですし」
「それは助かるね、そろそろシュールを起こそうか」
「そうですね、僕が起こしましょうか?」
「いや、ウィンが起こすと驚くだろうから僕が起こすよ」
「そうですか、わかりました」
「シュール、朝だ、起きなよ」
「ん?ふぁーおはようさん」
「おはよう、シュール、君が起きるの最後だよ」
「うぉ、寝起きにウィンの格好はビックリするぜ」
「そうですか?」
「ウィン、君は自分の顔と格好を見てどう思ってるのかな?」
「今日も可愛いと思ってます」
「そ、そうか」
「それを言われると返答に困るね、さ、着替えて朝食いこうか」
僕たちは制服に着替えて朝食を食べに食堂に向かった