魔力吸収の腕輪
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朝食を済ませた僕たちはそれぞれの教室に向かった
「やはり、この時間だと誰も来てませんね」
僕は皆を待ってる間魔力循環を再びした
「右足から左足に、そしてゆっくり全身に」
「おはよう、ウィン、魔力循環かしら?」
「フレアさんおはようございます、えぇ、時間がありましたので」
「なら私もするわ」
僕たちは椅子に座ったまま魔力循環を行っていると人が集まってきた
「おはよう、ウィン、フレア」
「おはようございますわ」
「おはようございます、カタール君、ルーナさん」
「おはよう」
「2人は何をしてたんだ?」
「魔力循環を行っていました」
「魔力循環?聞いたこと無いね」
「私は聞いたことありますわ、たしか体内の魔力を循環させることで魔法の効果を高めるとか」
「ええ、そうです」
「ただ、廃れた技術とも教わりましたわ」
「廃れた技術?私達が行ってるじゃない」
「侯爵家以上はこれを全員持っているんだ」
そう言って腕輪を見せてきた
「それは?」
「これは魔力を制御する腕輪でこれがあると魔法を使いやすくなるんだ」
「ねぇ、ウィン、あの腕輪からなにか嫌な感じがするわ」
「そうですね、その腕輪お借りしても?」
「構わないよ」
そう言ってカタール君は腕輪を外して僕に渡してきた
「ありがとうございま、うぁぁ!」
「ウィン!」
腕輪を持った瞬間僕の中から一気に魔力が抜けていったので僕はそれを手放した
「はぁはぁ、なんですか、この腕輪は」
「ウィン大丈夫?」
「い、一体どうしたんだ?」
「こ、これは魔力を吸い取っています」
「魔力を?」
「これ付けててなんともないんですか?」
「最初のうちはしんどかったけど慣れたかな」
「そうですね、最初のうちは体がダルく感じましたがこれがあると魔法が使いやすいのですわ」
「ウィン、これって」
「誰かが意図的に高位爵位持ちの魔法を弱めようとしてますね」
「はは、まさか、それを推奨してるのはロードウェイ公爵家だよ、10年前、ファイアーベアーを退治した武勇に優れた家で王家も信頼してる家だよ、あり得ないね」
「10年前、ファイアーベアー」
「ウィンそれって」
「そのファイアーベアーって何処で狩ったかわかりますか?」
「たしか、ソーラン村の近くだったかな、凄くて何回も記録を見たから覚えてるよ」
それを聞いた瞬間僕の心臓が激しく鼓動した
「はぁはぁ、ソーラン村、10年前のファイアーベアー、第三騎士団の団長がロードウェイ、はぁはぁ」
僕はそのまま床に倒れ込んだ
「ウィン、しっかりして!」
「だれか!先生呼んでくださいませ!」