ホーム=ミステリーもミステリー8話 学校にて謎の始まり
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8話 学校にて謎の始まり


 学校のクラスにて。
 「法根が投げるぞー」と、ボールを投げようとしてくる。

「教室で!?」 
「ああ」

 どうやってボールは来る!? 流石に優しく投げてくれるだろうから、ボールはカーブを描いて俺の胸辺りに来るだろう......あれ? 

 法根は左手でボールを持っていた。

 あいつ右利きなのに......じゃあ暴投するのでは? 

「行くぞー!」

 法根はボールを投げた。が、ボールは真っ直ぐではなく、綺麗なカーブを描くこともなく、変なところへ行く。

 ボールが、誰もいないところでバウンドする。

 と、法根の表情が青ざめていたことに気づく。

 暴投したのが、そんなに不味かったか?

 そう考えたが、俺は後から気配を感じ振り返った。

「教室でキャッチボールをするな!!」

 担任の先生だった。女性とはいえ強い力で、頭をぐりぐりされる。

「痛い痛い痛い!」

 俺まで......。

 そうして、教室から逃げる悪友を尻目に授業は始まった。

◆◆◆

 俺たち一年生はまだ、この学校に入学したばかり。

 時間ができたし、どういう場所があるのか知りたいなー。

 今は授業終わりの放課後。

 探検しよう。ワクワクしてくるな。

 一階から見て行くことにする。
 廊下を歩きながら、色んな人、色んなモデモンに出会う。
 
 あの二年生の女性にも会うかな......? 会ったら......なんて呼べばいいのか聞いてなかったですね。なんて呼べばいいですか? って聞いて、名前を引き出す作戦で行こう......そうしよう。 

 俺は色んな場所を見ていった。

◆◆◆

 図書室に入る。
 人がざわざわしている場所から一変、そこは静かな空間だった。席について本を読む人。勉強する人。

 皆、各々音を立てずにやっていた。

 俺はなにか興味を引く本はないか、適当にぶらぶら散策する。

 すると、壁にポスターが貼られ、絵が描かれているのを見つける。隣に人の絵があり『めくってみてね!』と、書いてある。
 下には台があり、その上には紙の入った箱がある。その箱の隣には色鉛筆セットがあった。

 ほー。めくってねって書いてあると、めくりたくなるなー......他の人はならないのかな?

 俺は好奇心に負け、ポスターをめくる。
 それはどこか古さを感じさせる絵で、亀金庫が描かれていた。そして『ばれちゃった』とも書いてあった。

 ばれちゃった。面白いな。

 下の箱の紙を見る。301教室の絵と『学園入学おめでとう君を待ってたよ』と書かれた塗り絵があった。 

 ん? なんで、学校の外観の絵じゃないんだ?

 塗り絵に描かれた場所は301教室。

 普通ようこそって、学校の入口とかの絵を描くものじゃないの?

 気になるなー。

 俺は塗り絵の紙を一枚取り、301教室を目指していった。

◆◆◆

 301教室に着いた。
 ここは三階。周りに人はおらず、音もなくこの階には今俺しかいないようだった。

 ドアは閉まっていて、なんてことない普通の場所だった。

 間違い探し......? どこも一緒だなー......。

 隣にポスターが貼ってあった。

 外見はなんともない。見る角度によって変わりもしない。別のポスターと繋がった暗号とかでもない。よし、次感触。

 触ってみる。
 すると、少し膨らんでいた。四つの角は画鋲で留められている。 

 俺は無意識に、ネックウォーマーを上げる。

 図書室のポスターには『めくってみてね』と書いてあった。なら、これもめくってみてねってことなのかな? 

 俺は画鋲に触れる。

 まー、画鋲だし。抜いてもまた刺し直せば問題ないよね。

 画鋲を抜いてポスターをめくると、袋が貼り付けてあった。

 なんだこれ?

 中には、黒色の厚紙が何枚も袋に入っていた。 
 それを俺は一枚取る。
 横には紐で鉛筆が吊るされていた。

 黒い紙に、白色の文字で書いてある。

『表裏を裏に、純白の聖地を闇で覆え』

 え? 

 俺は目を見開いた。

 急に中二病臭くなったな......こういう時、裏にもなにか書いてあることがあるからしっかり見ないと。
 
 裏は普通に白色の何も書いてない紙だった。

 裏は白色なんだ......『表裏を裏に、純白の聖地を闇で覆え』ねー。

 俺はネックウォーマーを口元まで上げる。

 ......。

 俺は吊るされていた鉛筆を掴んだ。
 普通に解釈するなら、表を裏にして白い面を鉛筆で黒く塗ればいいんじゃないかってことになる。

 俺は塗りやすいように、鉛筆の腹で一気に塗っていった。

 すると文字が浮き出てきた。

 やっぱりこれかー。これ昔やったなー。色の付かないペンで筆圧強く先に文字書いて、優しく黒鉛筆で塗ると文字が浮き出るやつ。

 文字には、httpから始まる英語が浮き出ていた。

 これネットのやつだよね。

 俺はスマホを取り出し、一文字ずつ入力した。

 ウイルス入れるサイトだったらまずいけど、ウイルスバスター入ってるから、サイト入る前に教えてくれるよね。

 検索すると、とあるWebサイトが開いた。

 先ずはおめでとう。ここまで良く解きました。
 だが、まだ終わりじゃない。むしろここからが本番だ。頑張ってくれたまえ。
 それでは、目の前の教室に入ってみて。因みに空いてなかったらこの画面を校長の松永十希に見せてください。 

 と、大きな文字で書かれていた。

 松永十希......。 

 俺は念のため今の校長先生を調べる。

 松永正雄と出てきた。一つ前の校長も調べると松永十希と出てきた。

 世代交代したってことか。このサイトは、一個前の校長先生が作ったのか。

 サイトにはパスワードを入力する場所がある。
 状況証拠で照らし合わせろ。とも書かれていた。

 俺は教室のドアに触ると......空いていた。

 ......。

 ここまでくればほぼ確定だが......これはなにかある。たまたまとか偶然とかではなく。普通のことではないなにかが。


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=ミステリーもミステリー作者:白くき
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 学校のクラスにて。
 「法根が投げるぞー」と、ボールを投げようとしてくる。

「教室で!?」 
「ああ」

 どうやってボールは来る!? 流石に優しく投げてくれるだろうから、ボールはカーブを描いて俺の胸辺りに来るだろう......あれ? 

 法根は左手でボールを持っていた。

 あいつ右利きなのに......じゃあ暴投するのでは? 

「行くぞー!」

 法根はボールを投げた。が、ボールは真っ直ぐではなく、綺麗なカーブを描くこともなく、変なところへ行く。

 ボールが、誰もいないところでバウンドする。

 と、法根の表情が青ざめていたことに気づく。

 暴投したのが、そんなに不味かったか?

 そう考えたが、俺は後から気配を感じ振り返った。

「教室でキャッチボールをするな!!」

 担任の先生だった。女性とはいえ強い力で、頭をぐりぐりされる。

「痛い痛い痛い!」

 俺まで......。

 そうして、教室から逃げる悪友を尻目に授業は始まった。

◆◆◆

 俺たち一年生はまだ、この学校に入学したばかり。

 時間ができたし、どういう場所があるのか知りたいなー。

 今は授業終わりの放課後。

 探検しよう。ワクワクしてくるな。

 一階から見て行くことにする。
 廊下を歩きながら、色んな人、色んなモデモンに出会う。
 
 あの二年生の女性にも会うかな......? 会ったら......なんて呼べばいいのか聞いてなかったですね。なんて呼べばいいですか? って聞いて、名前を引き出す作戦で行こう......そうしよう。 

 俺は色んな場所を見ていった。

◆◆◆

 図書室に入る。
 人がざわざわしている場所から一変、そこは静かな空間だった。席について本を読む人。勉強する人。

 皆、各々音を立てずにやっていた。

 俺はなにか興味を引く本はないか、適当にぶらぶら散策する。

 すると、壁にポスターが貼られ、絵が描かれているのを見つける。隣に人の絵があり『めくってみてね!』と、書いてある。
 下には台があり、その上には紙の入った箱がある。その箱の隣には色鉛筆セットがあった。

 ほー。めくってねって書いてあると、めくりたくなるなー......他の人はならないのかな?

 俺は好奇心に負け、ポスターをめくる。
 それはどこか古さを感じさせる絵で、亀金庫が描かれていた。そして『ばれちゃった』とも書いてあった。

 ばれちゃった。面白いな。

 下の箱の紙を見る。301教室の絵と『学園入学おめでとう君を待ってたよ』と書かれた塗り絵があった。 

 ん? なんで、学校の外観の絵じゃないんだ?

 塗り絵に描かれた場所は301教室。

 普通ようこそって、学校の入口とかの絵を描くものじゃないの?

 気になるなー。

 俺は塗り絵の紙を一枚取り、301教室を目指していった。

◆◆◆

 301教室に着いた。
 ここは三階。周りに人はおらず、音もなくこの階には今俺しかいないようだった。

 ドアは閉まっていて、なんてことない普通の場所だった。

 間違い探し......? どこも一緒だなー......。

 隣にポスターが貼ってあった。

 外見はなんともない。見る角度によって変わりもしない。別のポスターと繋がった暗号とかでもない。よし、次感触。

 触ってみる。
 すると、少し膨らんでいた。四つの角は画鋲で留められている。 

 俺は無意識に、ネックウォーマーを上げる。

 図書室のポスターには『めくってみてね』と書いてあった。なら、これもめくってみてねってことなのかな? 

 俺は画鋲に触れる。

 まー、画鋲だし。抜いてもまた刺し直せば問題ないよね。

 画鋲を抜いてポスターをめくると、袋が貼り付けてあった。

 なんだこれ?

 中には、黒色の厚紙が何枚も袋に入っていた。 
 それを俺は一枚取る。
 横には紐で鉛筆が吊るされていた。

 黒い紙に、白色の文字で書いてある。

『表裏を裏に、純白の聖地を闇で覆え』

 え? 

 俺は目を見開いた。

 急に中二病臭くなったな......こういう時、裏にもなにか書いてあることがあるからしっかり見ないと。
 
 裏は普通に白色の何も書いてない紙だった。

 裏は白色なんだ......『表裏を裏に、純白の聖地を闇で覆え』ねー。

 俺はネックウォーマーを口元まで上げる。

 ......。

 俺は吊るされていた鉛筆を掴んだ。
 普通に解釈するなら、表を裏にして白い面を鉛筆で黒く塗ればいいんじゃないかってことになる。

 俺は塗りやすいように、鉛筆の腹で一気に塗っていった。

 すると文字が浮き出てきた。

 やっぱりこれかー。これ昔やったなー。色の付かないペンで筆圧強く先に文字書いて、優しく黒鉛筆で塗ると文字が浮き出るやつ。

 文字には、httpから始まる英語が浮き出ていた。

 これネットのやつだよね。

 俺はスマホを取り出し、一文字ずつ入力した。

 ウイルス入れるサイトだったらまずいけど、ウイルスバスター入ってるから、サイト入る前に教えてくれるよね。

 検索すると、とあるWebサイトが開いた。

 先ずはおめでとう。ここまで良く解きました。
 だが、まだ終わりじゃない。むしろここからが本番だ。頑張ってくれたまえ。
 それでは、目の前の教室に入ってみて。因みに空いてなかったらこの画面を校長の松永十希に見せてください。 

 と、大きな文字で書かれていた。

 松永十希......。 

 俺は念のため今の校長先生を調べる。

 松永正雄と出てきた。一つ前の校長も調べると松永十希と出てきた。

 世代交代したってことか。このサイトは、一個前の校長先生が作ったのか。

 サイトにはパスワードを入力する場所がある。
 状況証拠で照らし合わせろ。とも書かれていた。

 俺は教室のドアに触ると......空いていた。

 ......。

 ここまでくればほぼ確定だが......これはなにかある。たまたまとか偶然とかではなく。普通のことではないなにかが。


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