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神様はコンパスを使わない
ミステリー
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短編
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#民俗学
#田舎
神様はコンパスを使わない
作者:
然々曰
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集落景観を研究する大学院生・生方初穂(うぶかた はつほ)は、消滅寸前の山村・花守地区を調べていた。 彼女は、数十年分の航空写真に奇妙な規則性があることに気づく。 家が建った場所。人が生まれた場所。墓が作られた場所。そして、災害で人が死んだ場所。 一見無関係なはずのそれらが、なぜか長い年月をかけて、ひとつの「何か」を形作っている。 村人たちは死を「実る」と呼び、墓地を「種場」と呼ぶ。 花は実を結び、実は種を残し、種からまた新しい命が生まれる――。 調査を続ける初穂はやがて、村の歴史だけでなく、九年前に亡くなった妹と、自分自身の人生までもが、その不可思議な規則の中に含まれていることを知る。 偶然なのか。 誰かが仕組んだものなのか。 それとも生命そのものに、初めから「形」があるのか。 美しい山村に隠された、数百年にわたる生命の秘密。 そして初穂はまだ知らない。 自分がこの村へ来たことさえ、その続きを描いているのかもしれないことを。
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目次(1話)
最終更新:2026/9/25
第一話:消えていく村
2026/9/25 投稿
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