ホーム19億回転生してた俺、カンストした転生ボーナスで最強ステータスとチート魔法スキルを取って異世界無双を目指す第9話 最強の天魔法
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第9話 最強の天魔法

 いつも通りにアリシアと魔法図書庫で勉強し終わって書庫を出たら......なんだか外の空気がおかしい。

「どうしたんだろう?」

 アリシアと顔を見合わせながら外に出ると、守衛とウェールズさんが真剣に話している様子。

「おお、お嬢様とハルト様。ライル様をお見かけしませんでしたか?」

「ライル......? 見てないけど......」

 アリシアが答える。書庫にいたから見ているわけがない。

「そうですか......うーむ。やはり森の方にいってしまわれたのか」

「すみません......私たちがいながら彼が抜け出したことに気づかず」

 ......抜け出した?

「どういうことですか?」

 ウェールズさんに質問すると、ライルが書き残したであろう手紙を取りだした。

「それが......どこで聞きつけたのか、森の方で魔物が大量発生しているところに一人で向かわれてしまったのです」

 なんだって?

 手紙に書いてあるのは「森の魔物を討伐してきます」の文字。ご丁寧に宣言して出ている辺り、ガキである。

 なんでそんな無茶なことしてんだよ。マジで。

 大方、最近調子が出ないから、アリシアにいいところを見せたいとかそんなところなんだろうが......。

「急いで捜索隊を組みたいところなのですが......あまりに大量発生しているらしく、今いる人数ではむしろ大人の方が危険なんですよ」

 守衛の人が立ち往生している理由を説明してくれる。おいおい、ガチでヤバいやつじゃないの?

「じゃ、じゃあライルは......」

「残念ながら......」

「そんな......」

 絶望的な顔をするアリシア。かつてはいじめてきた相手。今でも素っ気ない奴だ。

 そんな奴相手に......悲しい顔をできるのか。


 ――こんなもん、自業自得だ。

 自分の力量も鑑みることができず、たった一人で突っ走って。

 誰にも相談せず、自分の実績にしようとして。

 それで死ぬのなら、自己責任だろ。

 でも。


「......アリシアは、ライルにしんでほしくない?」


「そんなの......当たり前だよっ!!」


「だよね」

 ならば、やる事は決まっている。


「大丈夫。


「ハルト?」

 俺はアリシアの頭をひと撫でして。

 とっておきの風魔法を使ってライルが向かった森へと飛んだ。

「ハルト様!?」

 ウェールズさんの驚く声が遠のいていく。

 さて、間に合ってくれりゃいいが。


 ✳︎✳︎✳︎


 ライルは、森の奥深くまで進んでいた。

「大量発生って言ってたけど、どこにもいねえな......」

 そう独りごちながら、周囲を警戒して目を凝らすライル。

 この世界にも魔物はいる。ただ、多くは現実世界で言う動物のようなものだったりする。

 中には怪物のような存在もいるが、人間が住んでいる範囲にいるのは人間の手でどうにかなる魔物がほとんどだ。

 故に子どもでも討伐しようと思えば討伐できる。

 ただ、危険があるのは変わらない為、もっぱら大人の仕事なのである。

 しかし、ライルの家系は特別だった。魔物を狩る専門のハンターだからだ。

 魔法の才能を見込まれてウェインウッド邸で勉強するまでは、ハンターの父親と共に狩りに出たこともあった。

 故に警戒と発見は......父親譲りの才能を持っているのである。

 それが、ライルの自信の源だった。


(......いた)


 ライルの視線の先には......数匹のラット型の魔物。黒い体毛に赤い眼、耳は横に鋭く尖っている。この世界では毒にはなるが薬にならない害獣。現実世界で言うウォンバットに近く、それよりやや大きいくらいだ。

 ライルはこっそり魔力を練り、術式を構築した。

 地の元素が多いこの森では、地の魔法が一番発現しやすい。

「くらえ......石の礫ロッククラッシュ!」

 普段よりも数が多く、数匹の魔物に対して平均3個の礫が直撃し、魔物は絶命した。

「やった!」

 この調子で魔物を狩っていけばいい。

 そう思っていた。

 だが......ライルは忘れていた。

 こいつらは、群れを為す。


 


「......な、なんだよ、その数」


 もはや目を凝らす必要などなかった。

 十、二十......いや、百を越える赤い瞳が、ライルを捉えていたからだ。

 ジリジリと...近寄ってくる魔物。獲物、あるいは仇を見るように。

「く、くるな!」

 あとずさり、枝に足を取られて尻餅をつくライル。

 その恐怖は、ハルトに脅されたあの時を越えていた。

 当然だ。ハルトには殺意がなかった。

 この魔物達には、殺意がある。

 ライルを噛み殺す。

 その意思を持って、見つめているのである。

 やがて群れの中から一匹飛び出してきた。

 尖兵のように。

 一匹なら余裕で狩れるはずの七歳児ライルは、もはや恐怖で魔法を使うどころではなくなっていた。

 一方で、魔物達は噛み付くだけで良い。群れが一気に噛み付くだけで、人間を死に至らしめることができる。

 ライルの脳裏に......その様子が浮かび上がった。

「くるな! くるなくるなくるなあ! やめろ! 誰か、誰か助けてくれえ!」

 大声を上げるライル。しかし、魔物は無慈悲にもライルの顔面に向けて飛びかかり――、


「ったく、


 それを、風魔法で吹き飛ばして叩きつける五歳児がいた。


「ま、七歳児ガキじゃしょうがないか。おお......怖いもんな、こいつら。目が」

「......ジークハルト」

 それは、身震いしながらも余裕そうな顔をした、ライルより小さな少年だった。


 ✳︎✳︎✳︎


 うっわ怖。

 ネズミ? こいつら。

 暗い森の中でこんな赤い眼が大量に光ってたらそりゃ大人でも怖いわ。

 俺もいきなりだったらライルみたいに腰抜かしそうだな。

 まぁ、なんとか間に合ってよかった。間一髪だった。

 叫び声を嘲笑わらったけど、でもそれがなかったらやられてたよな。むしろ情けなくても上げるべきだ。後で謝っておこう。

 人が増えて、魔物はどうやら警戒を高めたらしい。慎重に包囲してくる。数はとんでもないな。まだ増えてそうだし。

「ライル......はまだ動けそうにないか」

 一人で逃げてもらおうと思ったがそうもいかない。となれば、俺が前に出るしか......。

 ......待てよ?

 この状況なら、あの魔法が使えるか?


 魔法図書庫で、天属性の魔法について調べていた。これだけ、ピンとこなかったからだ。

 それは、天から降る瞬光のことを書いていた。雨の日に一瞬光が降り、直撃したものを燃やしたり死に至らしめる。と。

「雷のことじゃねえか、これ」

 この世界は電気という概念はなさそうだ。確かに電球などは見たことがない。

 それはあまりに一瞬すぎて、人間では術式を解明できない幻の元素である。と書いてあった。

 ただ雷ならば、要は電子を操ればいいわけだから、知能がカンストしている俺なら操れる。

 そう思って......天魔法を編み出したのだ。


 ただ、使用条件が限られる。

 雷のコントロールは風や土なんかよりはるかに難しい。しかも速い。なのであらかじめ動きを予測した上で使うしかない。

「的がこれだけあるなら......きっちり計算して、こちらに影響がないようにもして......」

 俺は、慎重に術式を組み上げていく。

 その間にも、ジリジリと......魔物が包囲網を狭めてくる。

「お、おい、ハルト......やばいって、早く逃げなきゃ」

 ライルが焦り始めた。

 だが......この魔法はすぐには打てない。

 もっと魔物同士の間隔が狭くならなければ。

 魔物がジリジリと近づいてくる。

 先ほどと同じように、一体が突出している。

 まだ。

「おい、もうこいつら、一斉に飛び掛かってくるぞ。俺はハンターの息子なんだよ! もうわかんだよ!」

 ライルが喚いている。わかってるよ。

 ジリジリと近づいてくる魔物たち。後ろの方も、都合よく固まってきた。

 やがて二、三匹待ちきれなくて突出してきて、次の瞬間。

 周囲の魔物達が一斉に飛び掛かってきた!

「う、わああああああああああッ!!」


 ――今だッ!!


「レイチェインドデストラクト!!」


 俺の右手から閃光が放たれ、周囲は光に包まれた。

 その稲妻は一番近くの魔物をまず襲い、そして次に近くの魔物に伝播し、また近くの魔物へと。稲妻は後ろの方の魔物にも到達。やがてその連鎖は、その場にいた全ての魔物へと渡った。

 俺やライルが眩しさに目が眩んだ一瞬の出来事だった。

 飛び掛かってきた魔物達は、次々とその場で倒れて絶命した。


「......え?」

 ライルは何が起きたのかわからないようだ。何せ光ったと思ったら全てが終わっていたのだから。

「何したんだよ、ハルト......」


「天魔法」


 俺は敢えて答えることにした。サービスみたいなものだ。

「天魔法......だって?」

「この世界における、未知の属性魔法」

「......バカな」

 ライルはポピンズ先生の授業を一緒に聞いていたから知っている。

 天魔法はこの世界に存在はうたわれているが、それを人間が扱える事はない。

 と。

 だが、実際に光が魔物達を殲滅したのは見えていたはずだ。

「まあ、自分達まで感電しないように制御すんのが大変だから、そんな使えないんだけどね」

 俺からしたら、ただの雷魔法だ。

 この魔法だって、うまく密集していて、かつ俺から離れていないと無双できない。

 強いけど扱いにくい。最強になると思ってたんだけどなー。

「お前......何なんだよ」

「俺? 俺はね......」

 ライルに向けて、はっきり宣言する。


「この世界で、一番強い魔術師になる男だよ」
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 いつも通りにアリシアと魔法図書庫で勉強し終わって書庫を出たら......なんだか外の空気がおかしい。

「どうしたんだろう?」

 アリシアと顔を見合わせながら外に出ると、守衛とウェールズさんが真剣に話している様子。

「おお、お嬢様とハルト様。ライル様をお見かけしませんでしたか?」

「ライル......? 見てないけど......」

 アリシアが答える。書庫にいたから見ているわけがない。

「そうですか......うーむ。やはり森の方にいってしまわれたのか」

「すみません......私たちがいながら彼が抜け出したことに気づかず」

 ......抜け出した?

「どういうことですか?」

 ウェールズさんに質問すると、ライルが書き残したであろう手紙を取りだした。

「それが......どこで聞きつけたのか、森の方で魔物が大量発生しているところに一人で向かわれてしまったのです」

 なんだって?

 手紙に書いてあるのは「森の魔物を討伐してきます」の文字。ご丁寧に宣言して出ている辺り、ガキである。

 なんでそんな無茶なことしてんだよ。マジで。

 大方、最近調子が出ないから、アリシアにいいところを見せたいとかそんなところなんだろうが......。

「急いで捜索隊を組みたいところなのですが......あまりに大量発生しているらしく、今いる人数ではむしろ大人の方が危険なんですよ」

 守衛の人が立ち往生している理由を説明してくれる。おいおい、ガチでヤバいやつじゃないの?

「じゃ、じゃあライルは......」

「残念ながら......」

「そんな......」

 絶望的な顔をするアリシア。かつてはいじめてきた相手。今でも素っ気ない奴だ。

 そんな奴相手に......悲しい顔をできるのか。


 ――こんなもん、自業自得だ。

 自分の力量も鑑みることができず、たった一人で突っ走って。

 誰にも相談せず、自分の実績にしようとして。

 それで死ぬのなら、自己責任だろ。

 でも。


「......アリシアは、ライルにしんでほしくない?」


「そんなの......当たり前だよっ!!」


「だよね」

 ならば、やる事は決まっている。


「大丈夫。


「ハルト?」

 俺はアリシアの頭をひと撫でして。

 とっておきの風魔法を使ってライルが向かった森へと飛んだ。

「ハルト様!?」

 ウェールズさんの驚く声が遠のいていく。

 さて、間に合ってくれりゃいいが。


 ✳︎✳︎✳︎


 ライルは、森の奥深くまで進んでいた。

「大量発生って言ってたけど、どこにもいねえな......」

 そう独りごちながら、周囲を警戒して目を凝らすライル。

 この世界にも魔物はいる。ただ、多くは現実世界で言う動物のようなものだったりする。

 中には怪物のような存在もいるが、人間が住んでいる範囲にいるのは人間の手でどうにかなる魔物がほとんどだ。

 故に子どもでも討伐しようと思えば討伐できる。

 ただ、危険があるのは変わらない為、もっぱら大人の仕事なのである。

 しかし、ライルの家系は特別だった。魔物を狩る専門のハンターだからだ。

 魔法の才能を見込まれてウェインウッド邸で勉強するまでは、ハンターの父親と共に狩りに出たこともあった。

 故に警戒と発見は......父親譲りの才能を持っているのである。

 それが、ライルの自信の源だった。


(......いた)


 ライルの視線の先には......数匹のラット型の魔物。黒い体毛に赤い眼、耳は横に鋭く尖っている。この世界では毒にはなるが薬にならない害獣。現実世界で言うウォンバットに近く、それよりやや大きいくらいだ。

 ライルはこっそり魔力を練り、術式を構築した。

 地の元素が多いこの森では、地の魔法が一番発現しやすい。

「くらえ......石の礫ロッククラッシュ!」

 普段よりも数が多く、数匹の魔物に対して平均3個の礫が直撃し、魔物は絶命した。

「やった!」

 この調子で魔物を狩っていけばいい。

 そう思っていた。

 だが......ライルは忘れていた。

 こいつらは、群れを為す。


 


「......な、なんだよ、その数」


 もはや目を凝らす必要などなかった。

 十、二十......いや、百を越える赤い瞳が、ライルを捉えていたからだ。

 ジリジリと...近寄ってくる魔物。獲物、あるいは仇を見るように。

「く、くるな!」

 あとずさり、枝に足を取られて尻餅をつくライル。

 その恐怖は、ハルトに脅されたあの時を越えていた。

 当然だ。ハルトには殺意がなかった。

 この魔物達には、殺意がある。

 ライルを噛み殺す。

 その意思を持って、見つめているのである。

 やがて群れの中から一匹飛び出してきた。

 尖兵のように。

 一匹なら余裕で狩れるはずの七歳児ライルは、もはや恐怖で魔法を使うどころではなくなっていた。

 一方で、魔物達は噛み付くだけで良い。群れが一気に噛み付くだけで、人間を死に至らしめることができる。

 ライルの脳裏に......その様子が浮かび上がった。

「くるな! くるなくるなくるなあ! やめろ! 誰か、誰か助けてくれえ!」

 大声を上げるライル。しかし、魔物は無慈悲にもライルの顔面に向けて飛びかかり――、


「ったく、


 それを、風魔法で吹き飛ばして叩きつける五歳児がいた。


「ま、七歳児ガキじゃしょうがないか。おお......怖いもんな、こいつら。目が」

「......ジークハルト」

 それは、身震いしながらも余裕そうな顔をした、ライルより小さな少年だった。


 ✳︎✳︎✳︎


 うっわ怖。

 ネズミ? こいつら。

 暗い森の中でこんな赤い眼が大量に光ってたらそりゃ大人でも怖いわ。

 俺もいきなりだったらライルみたいに腰抜かしそうだな。

 まぁ、なんとか間に合ってよかった。間一髪だった。

 叫び声を嘲笑わらったけど、でもそれがなかったらやられてたよな。むしろ情けなくても上げるべきだ。後で謝っておこう。

 人が増えて、魔物はどうやら警戒を高めたらしい。慎重に包囲してくる。数はとんでもないな。まだ増えてそうだし。

「ライル......はまだ動けそうにないか」

 一人で逃げてもらおうと思ったがそうもいかない。となれば、俺が前に出るしか......。

 ......待てよ?

 この状況なら、あの魔法が使えるか?


 魔法図書庫で、天属性の魔法について調べていた。これだけ、ピンとこなかったからだ。

 それは、天から降る瞬光のことを書いていた。雨の日に一瞬光が降り、直撃したものを燃やしたり死に至らしめる。と。

「雷のことじゃねえか、これ」

 この世界は電気という概念はなさそうだ。確かに電球などは見たことがない。

 それはあまりに一瞬すぎて、人間では術式を解明できない幻の元素である。と書いてあった。

 ただ雷ならば、要は電子を操ればいいわけだから、知能がカンストしている俺なら操れる。

 そう思って......天魔法を編み出したのだ。


 ただ、使用条件が限られる。

 雷のコントロールは風や土なんかよりはるかに難しい。しかも速い。なのであらかじめ動きを予測した上で使うしかない。

「的がこれだけあるなら......きっちり計算して、こちらに影響がないようにもして......」

 俺は、慎重に術式を組み上げていく。

 その間にも、ジリジリと......魔物が包囲網を狭めてくる。

「お、おい、ハルト......やばいって、早く逃げなきゃ」

 ライルが焦り始めた。

 だが......この魔法はすぐには打てない。

 もっと魔物同士の間隔が狭くならなければ。

 魔物がジリジリと近づいてくる。

 先ほどと同じように、一体が突出している。

 まだ。

「おい、もうこいつら、一斉に飛び掛かってくるぞ。俺はハンターの息子なんだよ! もうわかんだよ!」

 ライルが喚いている。わかってるよ。

 ジリジリと近づいてくる魔物たち。後ろの方も、都合よく固まってきた。

 やがて二、三匹待ちきれなくて突出してきて、次の瞬間。

 周囲の魔物達が一斉に飛び掛かってきた!

「う、わああああああああああッ!!」


 ――今だッ!!


「レイチェインドデストラクト!!」


 俺の右手から閃光が放たれ、周囲は光に包まれた。

 その稲妻は一番近くの魔物をまず襲い、そして次に近くの魔物に伝播し、また近くの魔物へと。稲妻は後ろの方の魔物にも到達。やがてその連鎖は、その場にいた全ての魔物へと渡った。

 俺やライルが眩しさに目が眩んだ一瞬の出来事だった。

 飛び掛かってきた魔物達は、次々とその場で倒れて絶命した。


「......え?」

 ライルは何が起きたのかわからないようだ。何せ光ったと思ったら全てが終わっていたのだから。

「何したんだよ、ハルト......」


「天魔法」


 俺は敢えて答えることにした。サービスみたいなものだ。

「天魔法......だって?」

「この世界における、未知の属性魔法」

「......バカな」

 ライルはポピンズ先生の授業を一緒に聞いていたから知っている。

 天魔法はこの世界に存在はうたわれているが、それを人間が扱える事はない。

 と。

 だが、実際に光が魔物達を殲滅したのは見えていたはずだ。

「まあ、自分達まで感電しないように制御すんのが大変だから、そんな使えないんだけどね」

 俺からしたら、ただの雷魔法だ。

 この魔法だって、うまく密集していて、かつ俺から離れていないと無双できない。

 強いけど扱いにくい。最強になると思ってたんだけどなー。

「お前......何なんだよ」

「俺? 俺はね......」

 ライルに向けて、はっきり宣言する。


「この世界で、一番強い魔術師になる男だよ」
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