ホーム›クラフトアルケミスト~大航海時代~›SufY.117:煌めく黄金の幻影!流金の川と黄金大陸の罠
← 次の話目次前の話 →

SufY.117:煌めく黄金の幻影!流金の川と黄金大陸の罠

《プリンス・キャロットMk-II》がカラフルなパフェ海流を抜けた先に現れたのは、視界の全てが眩しく光り輝く、まさに狂気のド真ん中に位置する「黄金の島」だった!


第一章:視界を焼き尽くす「純度100%の金」

「眩しっっっ!!?目が、目が潰れるだだすーーーっ!!」

甲板にいた職人たちが、一斉に両目で顔を覆ってうずくまった。

水平線の彼方から差し込んできたのは、太陽の反射などではない。島そのものが自ら発光しているかのような、圧倒的な黄金の暴威であった。

「むむっ!?これは......咲姫の神々しさに匹敵する光輝なのですっ!」

咲姫(さき)だけが目を細めることもなく、ドヤ顔で水平線を見つめている。頭の上のプリラも「プルプルッ!?(眩しいプル!)」と自らの体をサングラスの形に変形させて咲姫の目を保護(?)している。

「おいおいおい......冗談だろ......!?」

遮光メガネを装着した猫二(ねこじ)が望遠鏡を覗き込み、その場で凍りついた。

島を取り囲む砂浜は、砂ではなくすべて【純金の粒】
海岸にそびえ立つ断崖絶壁は、削り出された【巨大な金の塊】。
島の地面全体が、カチカチに固まった分厚い純金の一枚岩で覆われていたのだ!

「あ、猫二さん!地殻成分の100%が金(24金)だワン!」
わんわんが測定器を連打しながら叫ぶ。
「地盤の強度は『黒金(13NkQ)』すら凌駕する硬度だワン!経済価値が測定不能すぎて算盤が破裂しそうだワン!」


第二章:ゴロゴロと音を立てる「流金の超大河」

「あはははは!お金持ちになり放題なのですっ!上陸なのですっ!」

咲姫を筆頭に、カチカチの黄金地盤へ降り立った探索隊。
しかし、その足元は氷のように滑り、歩くことすら一苦労であった。

「ぬおっ!?滑るだだす!釘も刺さらねぇし、ノミを立てたら火花が散って刃こぼれしただだす!」
鍛冶職人が悲鳴をあげる。

さらに島の内陸へ進むと、恐ろしい「重音」が地鳴りのように響いてきた。

ゴロゴロ......ドズズズズズズッ!!

「な......なんだこの川は!?水じゃねぇ!!」

猫二が指差した先を流れていたのは、水でもカラメルでもなかった。
ドロリと重厚な黄金色の液体が、凄まじい質量と密度で流れる【流金(りゅうきん)の大河】であった!

流砂ならぬ「流金」の川は、川底の金と擦れ合いながら、触れるもの全てを押し潰すような圧迫感をもって海へと注ぎ込んでいる。

「ふにゃ~~♪この川、流れてるのが全部溶けた金だお~♪泳いだら一発で黄金の像になっちゃうお~~♪」
うさちぁんが酒樽を抱えながら、流金の川岸で能天気に笑っている。

「笑い事じゃねぇよ!!飲める水も食い物も一切ねぇじゃねーか!!」


第三章:黄金の呪いと、腹を空かせた職人たち

「商人として......わたくしの算盤魂が震えますわ......!」

アリシアが目を黄金色に光らせて流金の川に近づいた。
「この島を丸ごと本国の資産に組み込めば、にんじんっ酒樽合同会社の株価は世界を支配できますわ!」

だが、歓喜に湧いたのも束の間。数時間が経過した頃、隊に致命的な問題が襲いかかった。

「......腹が......減っただだす......」
「金なら腐るほどあるのに、噛めねぇだだす......歯が折れるだだす......」

そう、この島には土も無ければ、生クリームの木も、白カラメルの川も存在しない。
どこを掘っても金。どこを削っても金。
無限に湧き出る黄金の大地は、命を育む生命力を完全に拒絶する「狂気の死の世界」だったのだ!

「あ、猫二さん!この島、大気中の『ぷりにんっ因子(Pn)』がゼロだワン!」
わんわんが蒼白な顔で報告する。
「糖分も水分も存在しない、完全な『無機質ゴールド空間』だワン!このままだと全員、黄金の飢餓で干からびちゃうワン!」

「金が無限にあってもメシが食えなきゃ意味ねぇだろぉぉぉっ!!」
猫二が絶望の叫びをあげる!


第四章:咲姫の狂気・黄金カスタード錬成

「ふむ......使えない金ですね」

咲姫が退屈そうに欠伸をしながら、一歩前に踏み出した。

「咲姫の胃袋を満足させられない金など、ただの重い黄色い石ころなのですっ!」

キィィィィィィィィン......ッ!!

咲姫が佩刀『符凛刀(ぷりんとう)』を引き抜くと、頭の上のプリラが「プルル~~ッ!(やるプル!)」と叫び、符凛刀の刃先に自らのカスタードエネルギーを注入した!

「【概念改変・黄金(24k)カスタードブリュレ化】なのですっっ!!」

咲姫が一閃した黄金の波長が、足元のカチカチの金地盤と、ゴロゴロ流れる流金の川へ直接叩き込まれた!

バリバリバリバリッ......ポよ~ん!!

「な......なにぃぃぃぃっ!?」

猫二の目が飛び出た。
咲姫の斬撃を受けた流金の川が、瞬時に【超濃厚な黄金色の温かいカスタードソース】へと変質!
さらに、カチカチだった金の地盤が、表面はカリカリの黄金カラメル、中はとろける極上プリンへと概念書き換え(錬金術)されてしまったのだ!

「ガハハハハ!金が食えるだだす!カリカリしてて美味いだだすーーーっ!」
「流金の川が、温かい特製金箔カスタードスープになっただだすよー!」

職人たちが我先にと「元・金」のプリン地盤を削って貪り食い始める!

「ふむ!これでこの島も『美味しくいただける黄金プリン島』に早変わりなのですっ!」
咲姫がドヤ顔で胸を張り、金の盃に注がれた金箔カスタードを飲み干した。

「......なぁ咲姫」
「何ですか、猫二くん?」
「......お前、ついに物理的な『元素』までプリンに書き換え始めたぞ......この調子で南の果てまで行ったら、世界そのものが一つの巨大なプリンにならねぇか......?」

「何を心配しているのです!世界がプリンになれば、みんな幸せなのですっ!」

狂気とドヤ感で無限の金すらスイーツへ変えてしまった咲姫たち。
この「黄金カスタード島」の調査を進める中で、彼らはさらなる怪異と遭遇することになるのだった!
シェア
前の話 →
SufY.116:バトンタッチと新たなる旅立ち!ぷるぷる大陸を後に未知の海へ
← 次の話
SufY.118:白銀の怪異!「白金スライム」と咲姫の錬金撃
クラフトアルケミスト~大航海時代~作者:モカルドルラテ
目次を見る
コメント0件
ログインしてコメントする
まだコメントがありません

SufY.117:煌めく黄金の幻影!流金の川と黄金大陸の罠

《プリンス・キャロットMk-II》がカラフルなパフェ海流を抜けた先に現れたのは、視界の全てが眩しく光り輝く、まさに狂気のド真ん中に位置する「黄金の島」だった!


第一章:視界を焼き尽くす「純度100%の金」

「眩しっっっ!!?目が、目が潰れるだだすーーーっ!!」

甲板にいた職人たちが、一斉に両目で顔を覆ってうずくまった。

水平線の彼方から差し込んできたのは、太陽の反射などではない。島そのものが自ら発光しているかのような、圧倒的な黄金の暴威であった。

「むむっ!?これは......咲姫の神々しさに匹敵する光輝なのですっ!」

咲姫(さき)だけが目を細めることもなく、ドヤ顔で水平線を見つめている。頭の上のプリラも「プルプルッ!?(眩しいプル!)」と自らの体をサングラスの形に変形させて咲姫の目を保護(?)している。

「おいおいおい......冗談だろ......!?」

遮光メガネを装着した猫二(ねこじ)が望遠鏡を覗き込み、その場で凍りついた。

島を取り囲む砂浜は、砂ではなくすべて【純金の粒】
海岸にそびえ立つ断崖絶壁は、削り出された【巨大な金の塊】。
島の地面全体が、カチカチに固まった分厚い純金の一枚岩で覆われていたのだ!

「あ、猫二さん!地殻成分の100%が金(24金)だワン!」
わんわんが測定器を連打しながら叫ぶ。
「地盤の強度は『黒金(13NkQ)』すら凌駕する硬度だワン!経済価値が測定不能すぎて算盤が破裂しそうだワン!」


第二章:ゴロゴロと音を立てる「流金の超大河」

「あはははは!お金持ちになり放題なのですっ!上陸なのですっ!」

咲姫を筆頭に、カチカチの黄金地盤へ降り立った探索隊。
しかし、その足元は氷のように滑り、歩くことすら一苦労であった。

「ぬおっ!?滑るだだす!釘も刺さらねぇし、ノミを立てたら火花が散って刃こぼれしただだす!」
鍛冶職人が悲鳴をあげる。

さらに島の内陸へ進むと、恐ろしい「重音」が地鳴りのように響いてきた。

ゴロゴロ......ドズズズズズズッ!!

「な......なんだこの川は!?水じゃねぇ!!」

猫二が指差した先を流れていたのは、水でもカラメルでもなかった。
ドロリと重厚な黄金色の液体が、凄まじい質量と密度で流れる【流金(りゅうきん)の大河】であった!

流砂ならぬ「流金」の川は、川底の金と擦れ合いながら、触れるもの全てを押し潰すような圧迫感をもって海へと注ぎ込んでいる。

「ふにゃ~~♪この川、流れてるのが全部溶けた金だお~♪泳いだら一発で黄金の像になっちゃうお~~♪」
うさちぁんが酒樽を抱えながら、流金の川岸で能天気に笑っている。

「笑い事じゃねぇよ!!飲める水も食い物も一切ねぇじゃねーか!!」


第三章:黄金の呪いと、腹を空かせた職人たち

「商人として......わたくしの算盤魂が震えますわ......!」

アリシアが目を黄金色に光らせて流金の川に近づいた。
「この島を丸ごと本国の資産に組み込めば、にんじんっ酒樽合同会社の株価は世界を支配できますわ!」

だが、歓喜に湧いたのも束の間。数時間が経過した頃、隊に致命的な問題が襲いかかった。

「......腹が......減っただだす......」
「金なら腐るほどあるのに、噛めねぇだだす......歯が折れるだだす......」

そう、この島には土も無ければ、生クリームの木も、白カラメルの川も存在しない。
どこを掘っても金。どこを削っても金。
無限に湧き出る黄金の大地は、命を育む生命力を完全に拒絶する「狂気の死の世界」だったのだ!

「あ、猫二さん!この島、大気中の『ぷりにんっ因子(Pn)』がゼロだワン!」
わんわんが蒼白な顔で報告する。
「糖分も水分も存在しない、完全な『無機質ゴールド空間』だワン!このままだと全員、黄金の飢餓で干からびちゃうワン!」

「金が無限にあってもメシが食えなきゃ意味ねぇだろぉぉぉっ!!」
猫二が絶望の叫びをあげる!


第四章:咲姫の狂気・黄金カスタード錬成

「ふむ......使えない金ですね」

咲姫が退屈そうに欠伸をしながら、一歩前に踏み出した。

「咲姫の胃袋を満足させられない金など、ただの重い黄色い石ころなのですっ!」

キィィィィィィィィン......ッ!!

咲姫が佩刀『符凛刀(ぷりんとう)』を引き抜くと、頭の上のプリラが「プルル~~ッ!(やるプル!)」と叫び、符凛刀の刃先に自らのカスタードエネルギーを注入した!

「【概念改変・黄金(24k)カスタードブリュレ化】なのですっっ!!」

咲姫が一閃した黄金の波長が、足元のカチカチの金地盤と、ゴロゴロ流れる流金の川へ直接叩き込まれた!

バリバリバリバリッ......ポよ~ん!!

「な......なにぃぃぃぃっ!?」

猫二の目が飛び出た。
咲姫の斬撃を受けた流金の川が、瞬時に【超濃厚な黄金色の温かいカスタードソース】へと変質!
さらに、カチカチだった金の地盤が、表面はカリカリの黄金カラメル、中はとろける極上プリンへと概念書き換え(錬金術)されてしまったのだ!

「ガハハハハ!金が食えるだだす!カリカリしてて美味いだだすーーーっ!」
「流金の川が、温かい特製金箔カスタードスープになっただだすよー!」

職人たちが我先にと「元・金」のプリン地盤を削って貪り食い始める!

「ふむ!これでこの島も『美味しくいただける黄金プリン島』に早変わりなのですっ!」
咲姫がドヤ顔で胸を張り、金の盃に注がれた金箔カスタードを飲み干した。

「......なぁ咲姫」
「何ですか、猫二くん?」
「......お前、ついに物理的な『元素』までプリンに書き換え始めたぞ......この調子で南の果てまで行ったら、世界そのものが一つの巨大なプリンにならねぇか......?」

「何を心配しているのです!世界がプリンになれば、みんな幸せなのですっ!」

狂気とドヤ感で無限の金すらスイーツへ変えてしまった咲姫たち。
この「黄金カスタード島」の調査を進める中で、彼らはさらなる怪異と遭遇することになるのだった!
シェア
次の話SufY.118:白銀の怪異!「白金スライム」と咲姫の錬金撃
クラフトアルケミスト~大航海時代~作者:モカルドルラテ
目次
コメント0件
ログインしてコメントする
まだコメントがありません