SufY.116:バトンタッチと新たなる旅立ち!ぷるぷる大陸を後に未知の海へ
SufY.116:バトンタッチと新たなる旅立ち!ぷるぷる大陸を後に未知の海へ
広大すぎる「ぷるぷるプリン大陸」の本格開拓を、縦穴ラインを通じて駆けつけた頼もしい後続組へ託し、咲姫たちが《プリンセス・キャロットMk-II》で再び未知の海域へ出航する第116話です!
第一章:頼もしき後続組!元武士と城下民の開拓陣営
【にんじんっ白カラメル大港】と名付けられた大桟橋には、本拠地および第1次拠点から縦穴・ピストン船団を経由して到着した開拓民や元武士たちが整列していた。
「咲姫様!猫二殿!これより先の『ぷるぷるプリン大陸』の調査・開拓・ブリュレ地盤化作業は、我らにお任せくだされだだす!」
ハチマキを締めた元武士の開拓隊長が、鍬(くわ)とノミを構えて力強く胸を叩いた。
「おお......!頼もしいじゃねーか!だがこの島、地盤が跳ねるわ、木から生クリームが生えるわ、川から練乳アナコンダが出るわでメチャクチャだからな!無理は禁物だぞ!」
猫二(ねこじ)が真剣な顔で念を押す。
「ご安心くだされ!『無理はせず、じっくりゆっくり安全第一で、美味しく開拓する』......それがアリシア様からいただいた基本指針だだだす!」
「あらあら、そうですわ」
商人アリシアが算盤を弾きながら微笑む。
「生クリームの木材や白カラメル練乳は、本国の姫カフェでも大人気間違いなしの特級資源ですの。焦らず安全にインフラを整え、何年かけてでもこの巨大大陸を完全な『極上スイーツテーマパーク都市』へと育て上げますわ!」
「ふむ......!アリシアと元武士たちに任せておけば安心なのですっ!職人たちの夜食にはプリラ(非常食)の分身をしっかり補給しておくのですっ!」
咲姫(さき)の頭の上で、ベレー帽のように乗っかったプリラが「プルル~~ンっ♪(任せるプル!)」と可愛らしく身体を揺らした。
第二章:出航の儀と、甘き大地との別れ
ブォォォォォォン......ッ!!
《プリンス・キャロットMk-II》の重厚な汽笛が、白カラメル川の河口に響き渡る。
「全員、乗り込み完了だワン!」
わんわんが操舵室のモニターを確認する。
「船倉には『一番湧き水』と、プリラ特製の熟成カスタードコンテナが満載だワン!航続距離は無限大だワン!」
「よし!《プリンセス・キャロットMk-II》、出航なのですっ!」
咲姫が佩刀『符凛刀(ぷりんとう)』を南の水平線へと一閃する!
ザザザザザーーーーッ!
『二連推進カラメル機構』が勢いよく駆動し、ガレオン級の巨躯が白カラメルの海を切り裂いて加速していく!
「行ってらっしゃいだだすーーーっ!」
「咲姫様ー!新しい美味しい島を見つけたら教えてくだされだだすーっ!」
岸辺で見送る元武士や城下民たちが、手を振りながら遠ざかっていく。
ぷるぷる揺れる黄金の大陸は、あっという間に咲姫たちの後方へと小さくなっていった。
「ふぅ......一時はどうなることかと思ったが、ひとまず無事に次の探索へ移れたな」
猫二が胸を撫で下ろす。
「ふにゃ~~♪次はどんな美味しい島があるのか、楽しみだお~~♪」
代表のうさちぁんは、新しく調達した練乳酒をひしゃくで煽りながら機嫌良く鼻歌を歌っている。
第三章:水平線の彼方に現れた「異様な海域」
出航から数日。
《プリンス・キャロットMk-II》は、濃密なイチゴカラメル海流を抜けて、未だ誰も足を踏み入れたことのない未知の海域へと足を踏み入れていた。
「むむ......?猫二くん、前方の空の様子が変なのです?」
バウスプリットの先端で風を受けていた咲姫が、目を細めて前方を見つめた。
見張り台の木鎌太郎が、望遠鏡を覗き込みながら金切り声をあげる!
「ほ、報告だだす!前方に......前方に『あり得ない景色』が見えるだだす!!」
「あり得ない景色だと......!?また生クリームの竜巻か!?」
猫二が操舵室から飛び出してきた!
わんわんがパニック気味に羊皮紙のモニターを連打する!
「あ、猫二さん!前方海域の『ぷりにんっ因子(Pn)』が、またしても狂乱数値を叩き出してるワン!」
「今度は何が待ってんだよ!!」
望遠鏡を奪い取った猫二の視界に映ったのは~~
海面がまるで【巨大なパフェの層】のようにカラフルに色分けされ、その中央に浮かぶ、雲を突き抜けるほど巨大な「何か」の影であった!
「あはははは!見るのです猫二くん!咲姫たちの心をくすぐる、新たなるカオスな香りが漂ってきたのですっ!」
咲姫の瞳が、狂気と好奇心で爛々と輝き始める!
頭の上のプリラも「プルルルルルッ!?(ヤバい匂いがするプル!)」と全身を波打たせて大興奮!
後続組に大開拓を託し、咲姫たちの探検隊は、さらなる未知と狂気が渦巻く「次なる島」へと突き進んでいくのであった!