ep.252 砂漠の熱源と、幻の『フリーズドライ・カレー』
真空トロッコのネットワークは、ついに南の果て、見渡す限りの灼熱が広がる「大砂漠」へと到達しました。 「砂漠さんは、世界最高の乾燥機なのです! この熱と乾きがあれば、お料理の可能性は無限大に広がるのです!」
【咲姫の暴走:デザート・フリーズドライ・システム】
砂漠の真空乾燥ドーム: 咲姫は砂漠のど真ん中に、ガラム特製の「透明な真空強化ガラスドーム」を設置しました。 「砂漠の太陽で熱しつつ、中の空気を真空にして一気に抜くのです!」 これにより、水分だけを瞬時に飛ばし、旨味と香りを完全に閉じ込める「超・極限乾燥」が可能になりました。
伝説の『エトス・ドライカレー』: ターゲットは、竜人から手に入れたスパイスをたっぷり使った咲姫特製カレー。 このカレーをドーム内で加工すると、見た目は軽い粉末(あるいは固形)なのに、四層水道の「温水」を注いだ瞬間、作りたてのドロリとした濃厚さとスパイスの弾ける香りが完璧に蘇る「魔法の非常食」が誕生しました! 「これなら魔法の袋に1万食入れても重くないのです!」
放浪の民(デザート・ピープル)の現地採用: カレーの香りは砂漠の熱風に乗って、数キロ先のオアシスまで届きました。 「この世のものとは思えない美味そうな匂い......神の啓示か!?」 空腹で干からびかけていた砂漠の民たちがドームに押し寄せると、咲姫はニヤリ。 「インペルアの『遮熱ワークウェア』をあげるのです。ここでカレーの袋詰めを手伝うなら、毎日食べ放題なのです!」 こうして、灼熱に耐性を持つ彼らは「砂漠工場のエリート職人」として、エトスフェリアの新たな仲間に加わりました。
【結末:持ち運べる幸せ】
お湯さえあればどこでも天国。このフリーズドライ技術により、エトスフェリアの食糧事情は「備蓄」という概念すら超越しました。 「ふふん、砂漠さんもお仕事ができて嬉しそうなのです!」
うさちぁんは、砂漠の熱で絶妙に加熱された「熱燗」を楽しみながら、「このドライカレー、おつまみとしてそのままポリポリ食べても美味しいよぉぉ~♪」と、新しい食べ方を開拓していました。