ep.243 黄金配率の錬成と、絶対認証『インペルア』
世界樹の資材化に成功した咲姫でしたが、その目はさらなる高み、エトスフェリアの地下に眠る希少金属へと向けられました。 「世界樹の皮だけじゃ、ちょっと『しなやかさ』が足りないのです! オリハルコンとローミスリルを混ぜて、究極の合金を作るのです!」
【咲姫の暴走:エトス・ハイブリッド錬成】
黄金配率の発見: ガラムの工房で、咲姫は「世界樹の皮+オリハルコン+鉄+ローミスリル」を攪拌。 「世界樹三、オリハルコン二、ミスリル一......隠し味にうさちぁんの酒をひと回しなのです!」 出来上がったのは、綿のように柔らかいのに鋼より硬い、物理法則が泣いて謝る不思議物質『エトス・クロス』でした。
絶対個人認証『インペルア』: この素材で作った装備には、うさちぁんの神気を応用した術式『インペルア』(Individual × Personne)が組み込まれました。 「この服や道具は、最初に触れた人の魂の波長を覚えるのです! リオさん以外が持とうとすると、石のように重くなって動かせないのです!」 自分専用、他者は使用不能。エトスフェリアの住民だけに許された究極の専売特許です。
究極の副産物:魔法の袋: さらに、この配合で「袋」を作ったところ、とんでもない機能が備わりました。
時間停止:焼きたてのパンを入れても、一年後までホカホカ。
スタック機能:一種につき999個まで入る。
生体進入不可:生き物は入れられない。
インペルア固定:所持者以外は中身を絶対に取り出せない。
「ふふん、これで盗難の心配も鮮度の心配もゼロなのです! 文明の勝利なのです!」
【結末:文明の結び】
住民たちは自分専用の「絶対に汚れない服」を着て、自分専用の「何でも入る袋」を腰に下げました。 王国から来たスパイたちは、「あの村人、袋から温かいカレーパンを100個くらい連続で取り出してるぞ......」と、そのオーバーテクノロジーぶりに腰を抜かして逃げ帰っていきました。
「ふふん、文明とは『便利』の積み重ねなのです。これでみんな、お料理だけに集中できるのです!」 うさちぁんも自分専用の袋(中身は全て焼酎)をもらって、ご機嫌でステップを踏んでいました。