ホームクラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜ep.367 聖なる雫、芋ネギスピリタス教団の誕生
← 前の話目次次の話 →

ep.367 聖なる雫、芋ネギスピリタス教団の誕生

 「にゃうにゃあ! 諸君、ひれ伏すのです! 苦難の末に辿り着いたこの惑星の極致......それは、喉を焼き、魂を浄化する『聖なる酒』だったのですー!!」

 巨大な芋ネギタワーの跡地に、紫色の煙(毒ガス)が立ち込める祭壇が築かれた。中央に鎮座するのは、超新人のネギ魔力で極限まで度数を高められた、エメラルドグリーンに輝くスピリタスの大瓶。 咲姫は自ら「大司教」を名乗り、カメラを聖典のように掲げて宣言した。

 「今日からここはスポーツ合宿所ではないのです! 己を追い込み、汗を絞り出し、その対価として聖水を賜る『芋ネギスピリタス教』の聖地なのですー!!」

 「......崇めよ。酒は命、最短ルートで胃袋へ届けるべし。......アーメン」 ハヤテが、酒欲しさに驚異的な速度で十字を切り、祭壇の前で反復横跳び(修行)を開始する。その残像はもはや後光のように輝いていた。 「がははは! どすこい聖歌隊だ! 飲めば飲むほど、土俵が宇宙に見えてくるぜ!」 雷電が、四股を踏むたびに地響きを鳴らし、噴き出す酒の飛沫を全身で浴びて歓喜の咆哮を上げる。

 「......ふむ。酒は神の涙。餡子は仏の慈悲。......ズズッ。......悟った」 餡子熊王が、度数96%の聖水を餡子に混ぜて「神の供物」を錬成し、静かに瞑想(泥酔)の域に達していた。その背後では、超新人が「私は神の右腕、ネギの預言者なり」と宣い、時給アップを「神のお告げ」としてアリシアに直談判しようとしていた。

 「あはは、みんな信心深いねぇ~。救われたいなら、定価の20万倍の『お布施(という名のボトルキープ代)』を払いなよぉ~。そうすれば、天国(アルコール昏睡)への特等席を用意してあげるよぉ~」 教団の裏の顔(スポンサー)うさちぁんが不敵な笑みで、信者たちの全財産を聖水へと変換していく。

 「これなのですー!! スポーツという名の肉体酷使! 宗教という名の集団心理! そして酒という名の劇薬! すべてが混ざり合った至高の『崇拝』を、ピジョンさん、至近距離から撮りまくるのですー!!」

 「ひぎぃぃ! 監督、みんなの目がイっちゃってますぅー!! 宗教画というより、ただのアル中集団の暴走ですニャー!!」 ピジョンの必死のツッコミも、教団の聖歌(ただの酔っ払いの鼻歌)にかき消されていった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

咲姫(大司教):スポーツと宗教を強引に結びつけ、狂乱の儀式(撮影)を主導。

雷電 & ハヤテ:酒を賜るための「奉納試合」という名の過酷な運動に邁進。

餡子熊王:酒と餡子の融合により、新たな宗教的境地(トランス状態)へ。

超新人:教団の御神体(芋ネギ)の供給者として、不遜な態度で「聖なるネギ」を振り回す。

うさちぁん:宗教法人化による脱税と、ボッタクリ聖水販売のスキームを構築。

猫二:教団の「全責任を負うべき悪魔」として、祭壇の隅に縛り付けられ、酒の匂いだけで酔わされている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あとがきモカルドルラテ
「崇(すう)の章」開幕! 崇める対象は、やはり「酒」 スポーツの汗が、すべて酒を美味しく飲むための「儀式」に変換されていきます。 うさちぁんと猫二の対比。
シェア
← 前の話
Interlude.12【送の章】最終総括 & 「芋と酒と責任」の報告書
次の話 →
ep.368 芋キャノンと、聖なるラグビーバスケの開戦
クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜作者:モカルドルラテ
目次を見る
✍️
まだ感想がありません
あなたの一言が、作者の次の一話につながります。
最初の感想を書いてみませんか?
コメント0
ログインしてコメントする
まだコメントがありません
ホームクラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜ep.367 聖なる雫、芋ネギスピリタス教団の誕生
← 前の話目次次の話 →

ep.367 聖なる雫、芋ネギスピリタス教団の誕生

 「にゃうにゃあ! 諸君、ひれ伏すのです! 苦難の末に辿り着いたこの惑星の極致......それは、喉を焼き、魂を浄化する『聖なる酒』だったのですー!!」

 巨大な芋ネギタワーの跡地に、紫色の煙(毒ガス)が立ち込める祭壇が築かれた。中央に鎮座するのは、超新人のネギ魔力で極限まで度数を高められた、エメラルドグリーンに輝くスピリタスの大瓶。 咲姫は自ら「大司教」を名乗り、カメラを聖典のように掲げて宣言した。

 「今日からここはスポーツ合宿所ではないのです! 己を追い込み、汗を絞り出し、その対価として聖水を賜る『芋ネギスピリタス教』の聖地なのですー!!」

 「......崇めよ。酒は命、最短ルートで胃袋へ届けるべし。......アーメン」 ハヤテが、酒欲しさに驚異的な速度で十字を切り、祭壇の前で反復横跳び(修行)を開始する。その残像はもはや後光のように輝いていた。 「がははは! どすこい聖歌隊だ! 飲めば飲むほど、土俵が宇宙に見えてくるぜ!」 雷電が、四股を踏むたびに地響きを鳴らし、噴き出す酒の飛沫を全身で浴びて歓喜の咆哮を上げる。

 「......ふむ。酒は神の涙。餡子は仏の慈悲。......ズズッ。......悟った」 餡子熊王が、度数96%の聖水を餡子に混ぜて「神の供物」を錬成し、静かに瞑想(泥酔)の域に達していた。その背後では、超新人が「私は神の右腕、ネギの預言者なり」と宣い、時給アップを「神のお告げ」としてアリシアに直談判しようとしていた。

 「あはは、みんな信心深いねぇ~。救われたいなら、定価の20万倍の『お布施(という名のボトルキープ代)』を払いなよぉ~。そうすれば、天国(アルコール昏睡)への特等席を用意してあげるよぉ~」 教団の裏の顔(スポンサー)うさちぁんが不敵な笑みで、信者たちの全財産を聖水へと変換していく。

 「これなのですー!! スポーツという名の肉体酷使! 宗教という名の集団心理! そして酒という名の劇薬! すべてが混ざり合った至高の『崇拝』を、ピジョンさん、至近距離から撮りまくるのですー!!」

 「ひぎぃぃ! 監督、みんなの目がイっちゃってますぅー!! 宗教画というより、ただのアル中集団の暴走ですニャー!!」 ピジョンの必死のツッコミも、教団の聖歌(ただの酔っ払いの鼻歌)にかき消されていった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

咲姫(大司教):スポーツと宗教を強引に結びつけ、狂乱の儀式(撮影)を主導。

雷電 & ハヤテ:酒を賜るための「奉納試合」という名の過酷な運動に邁進。

餡子熊王:酒と餡子の融合により、新たな宗教的境地(トランス状態)へ。

超新人:教団の御神体(芋ネギ)の供給者として、不遜な態度で「聖なるネギ」を振り回す。

うさちぁん:宗教法人化による脱税と、ボッタクリ聖水販売のスキームを構築。

猫二:教団の「全責任を負うべき悪魔」として、祭壇の隅に縛り付けられ、酒の匂いだけで酔わされている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あとがきモカルドルラテ
「崇(すう)の章」開幕! 崇める対象は、やはり「酒」 スポーツの汗が、すべて酒を美味しく飲むための「儀式」に変換されていきます。 うさちぁんと猫二の対比。
シェア
← 前の話
Interlude.12【送の章】最終総括 & 「芋と酒と責任」の報告書
次の話 →
ep.368 芋キャノンと、聖なるラグビーバスケの開戦
クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜作者:モカルドルラテ
目次
✍️
まだ感想がありません
あなたの一言が、作者の次の一話につながります。
最初の感想を書いてみませんか?
コメント0
ログインしてコメントする
まだコメントがありません