ホームクラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜ep.261 月面行列パニックと、氷の管理官テラ
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ep.261 月面行列パニックと、氷の管理官テラ

 「天の章」で完成した自作の月『エトス・ムーン』は、いまや全銀河注目の観光スポットでした。精霊大型流通バスが定期運行を開始したことで、地上から「ちょっと月までラーメン食べに」という日帰り客が爆増。月面屋台『かぐや庵』の行列は、月の裏側のコールド・サウナを超え、静かなる海を半周するほどに伸びていました。

 「リオさん、もう限界です......。行列が長すぎて、重力の境目で参拝客がフワフワ浮いて整理できません......」 管理スタッフたちの悲鳴を聞きながら、リオもまた、グループ認証による「宇宙規模の在庫データ」の荒波に呑まれ、エプロンのまま白目を剥いていました。

 そんな惨状の中、ペタ......ペタ......と冷たい足音を響かせて現れたのは、一人のペンギン――もとい、ペンギン型の獣人でした。

【管理官テラ】
 「リオ様、非効率の極みです。撤退なさい。これより現場の指揮権を私が預かります」 テラ(種族:ペンギン型獣人)。 フロックコートを完璧に着こなし、ハイミスリル製の事務ボードを翼(フリッパー)で叩く彼女は、読者から“ブリザード(究極のツンツン)”と恐れられる氷の管理官。デレという概念をペンギン界の彼方に捨ててきた、冷徹な効率の鬼です。

 「咲姫様、口を閉じなさい。あなたの『なんとなく』という指示が現場の混乱を招いています。行列が浮く? 単なる整列導線の設計ミスです。波動魔法で擬似重力路を0.5秒で構築しました。浮いている客はそのままシュートして最後尾へ」 テラがボードを弾くたび、月面に氷のような秩序が降り積もっていきました。

【水の革命:エンペリアとアンペリア】
 テラが現場を凍り付かせる横で、咲姫は魚人(マーマン)たちの「深刻な乾燥問題」を解決しようと、さらに巨大なインフラをぶち上げました。

エンペリア(星間・超大規模転送): 咲姫は遥か遠くの「水惑星」を源泉に指定。うさちぁんがその星の海に「枯れないお酒(の隠し味)」を投げ込んだことで、全宇宙へ供給可能な無限の水源が誕生しました。この「大動脈」を流れるインフラ用インペルアを、咲姫は『エンペリア』と命名。

アンペリア(都市・中規模供給): エンペリアから各拠点の地下タンクへ。そこから街中に張り巡らされた「毛細血管」が『アンペリア』です。

安価で手厚いサービス: 魚人たちは、アンペリアに直結した「携帯用インペルア蛇口」を支給されました。これにより、月面でも砂漠でも、蛇口一つで「母なる海の新鮮な水」をウェアラブル水槽へ格安でチャージ可能に!

 「これで魚人さんも、月で干物にならずにラーメンが啜れるのです! さあテラちゃん、褒めていいのですよ!」 「......咲姫様。水惑星からの転送圧力計算を間違えていますね。このままだと3分後に月面拠点が水圧で爆散します。私がアンペリアの流量制御弁を0.003ミリ単位で固定しておきました。......それと、うさちぁん様。水源にお酒を混ぜるのは脱税行為に当たります。後で監査に入ります」 「「......ヒエッ」」

 冷徹なペンギン管理官テラの着任により、エトスフェリアの「運用」は、かつてないほど「正論」に支配され始めたのでした。

【設定まとめ:地の章・新体制】

エンペリア:惑星間を繋ぐ超大規模・水転送ライン。

アンペリア:各都市の蛇口まで届く、安価で手厚い生活用水ライン。

テラ:ペンギン型獣人の管理官。ツンツンのみで構成された氷の心を持つ。咲姫の天敵
あとがきモカルドルラテ
新章開始です♪ 僕は基本的に、章ごとに色々設定やらなにやらを変えているんですが、 『咲姫の(チート)章』である、『響・結び・天・地』は、設定を変えない地続きという珍しい構成を採用しています。 応援よろしくお願いします♪
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 「天の章」で完成した自作の月『エトス・ムーン』は、いまや全銀河注目の観光スポットでした。精霊大型流通バスが定期運行を開始したことで、地上から「ちょっと月までラーメン食べに」という日帰り客が爆増。月面屋台『かぐや庵』の行列は、月の裏側のコールド・サウナを超え、静かなる海を半周するほどに伸びていました。

 「リオさん、もう限界です......。行列が長すぎて、重力の境目で参拝客がフワフワ浮いて整理できません......」 管理スタッフたちの悲鳴を聞きながら、リオもまた、グループ認証による「宇宙規模の在庫データ」の荒波に呑まれ、エプロンのまま白目を剥いていました。

 そんな惨状の中、ペタ......ペタ......と冷たい足音を響かせて現れたのは、一人のペンギン――もとい、ペンギン型の獣人でした。

【管理官テラ】
 「リオ様、非効率の極みです。撤退なさい。これより現場の指揮権を私が預かります」 テラ(種族:ペンギン型獣人)。 フロックコートを完璧に着こなし、ハイミスリル製の事務ボードを翼(フリッパー)で叩く彼女は、読者から“ブリザード(究極のツンツン)”と恐れられる氷の管理官。デレという概念をペンギン界の彼方に捨ててきた、冷徹な効率の鬼です。

 「咲姫様、口を閉じなさい。あなたの『なんとなく』という指示が現場の混乱を招いています。行列が浮く? 単なる整列導線の設計ミスです。波動魔法で擬似重力路を0.5秒で構築しました。浮いている客はそのままシュートして最後尾へ」 テラがボードを弾くたび、月面に氷のような秩序が降り積もっていきました。

【水の革命:エンペリアとアンペリア】
 テラが現場を凍り付かせる横で、咲姫は魚人(マーマン)たちの「深刻な乾燥問題」を解決しようと、さらに巨大なインフラをぶち上げました。

エンペリア(星間・超大規模転送): 咲姫は遥か遠くの「水惑星」を源泉に指定。うさちぁんがその星の海に「枯れないお酒(の隠し味)」を投げ込んだことで、全宇宙へ供給可能な無限の水源が誕生しました。この「大動脈」を流れるインフラ用インペルアを、咲姫は『エンペリア』と命名。

アンペリア(都市・中規模供給): エンペリアから各拠点の地下タンクへ。そこから街中に張り巡らされた「毛細血管」が『アンペリア』です。

安価で手厚いサービス: 魚人たちは、アンペリアに直結した「携帯用インペルア蛇口」を支給されました。これにより、月面でも砂漠でも、蛇口一つで「母なる海の新鮮な水」をウェアラブル水槽へ格安でチャージ可能に!

 「これで魚人さんも、月で干物にならずにラーメンが啜れるのです! さあテラちゃん、褒めていいのですよ!」 「......咲姫様。水惑星からの転送圧力計算を間違えていますね。このままだと3分後に月面拠点が水圧で爆散します。私がアンペリアの流量制御弁を0.003ミリ単位で固定しておきました。......それと、うさちぁん様。水源にお酒を混ぜるのは脱税行為に当たります。後で監査に入ります」 「「......ヒエッ」」

 冷徹なペンギン管理官テラの着任により、エトスフェリアの「運用」は、かつてないほど「正論」に支配され始めたのでした。

【設定まとめ:地の章・新体制】

エンペリア:惑星間を繋ぐ超大規模・水転送ライン。

アンペリア:各都市の蛇口まで届く、安価で手厚い生活用水ライン。

テラ:ペンギン型獣人の管理官。ツンツンのみで構成された氷の心を持つ。咲姫の天敵
あとがきモカルドルラテ
新章開始です♪ 僕は基本的に、章ごとに色々設定やらなにやらを変えているんですが、 『咲姫の(チート)章』である、『響・結び・天・地』は、設定を変えない地続きという珍しい構成を採用しています。 応援よろしくお願いします♪
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