ブランシュ家で昼食
閲覧ありがとうございます
「そうだ、親父!なんだよ、あの馬車!馬車なんて買う金なかったろ!」
「オーリーが友人を連れてくるんだぞ、あれぐらいなんとかするさ」
「だからって!」
「それよりも、オーリー今日は泊まっていくのかしら?」
「外泊許可は取ってないから帰る」
「ならせめて昼食は食べて帰って、皆さんも良かったらどうぞ」
「お、良いのか?」
「ヨーグ!私達が貴族の方々と食事なんて失礼よ!」
「そんなことないわ、オーリーの友人なんですもの、学校でのオーリーを聞きたいわ」
「良いって、ヨーグもメグミも余計なこと言うなよ!」
「オーリー、友人にそう言うことではないよ、皆、作法など気にしないから昼食食べていってほしい」
僕たちはそのまま屋敷のなかに招かれた
「こっちが食堂になる、シリウス、皆さんを案内してってくれ」
「分かりました、皆様こちらになります」
僕たちは食堂の椅子に座り料理を待った。
しばらく待っていると料理のいい匂いが漂ってきた
「さぁ皆、いっぱい召し上がってくれ」
そうしてオーリー君の父親と母親が料理を持ってきた
「すげぇ、こんな美味そうな料理初めてだぜ!」
「え、えっと、当主様自ら料理を?」
「うちは子爵家だけど最近はメイドも料理人も雇えてなくてね、料理は我々でも出来るのでな、さぁ食べてくれ」
僕らは料理を頂いた
「このお肉いい焼き加減ですね」
「本当ね、子爵家当主より料理人のほうが向いてるんじゃないかしら?」
「嬉しい言葉だね」
「ったく、馬車買う金あるならまずは料理人かメイドだろ」
「もう、そんなこと言って、お父さんの料理美味しいっていつも食べてたじゃない」
「お袋、なにもこいつらの前で言わなくても!」
「お、オーリー、顔が真っ赤だぜ」
「ヨーグ!子爵家当主様の前でそんなご子息をからかうようなことを言って!す、すみません」
「ははは、気にしてないよ、オーリーは良き友に出会えたようだね」
「あら、ウィン、どうしたのかしら、いい笑顔よ、あなた」
「え、あ、そうですか」
「お、本当だな」
「アハハ、なんかこういうやり取り久しぶりなもんで」
「ウィン」
「ウィン君のご両親はどんな方なのかな?」
オーリー君のお父さんが聞いてきたので僕は少しだけ過去を話した。
過去を話終えたあと、オーリー君のお母さんが抱きついてきた
「辛い過去だったのね」
「聞きにくいことを聞いて済まなかった」
「いえ、気にしないでください、おかげで師匠にも会えましたし」
「強いのだな、君は」
そうして昼食も終わり僕たちは学園に帰ることにした
「ウィン君ありがとう、君のおかげでこの腕輪の危険性を知れたよ」
「いえ、僕たちこそ昼食ごちそうさまでした、とても美味しかったです」
「オーリーの事お願いしますね、この子口は悪いけど良い子なので」
「お袋なに言って!」
「おう、俺とメグミは同じクラスで同じ班だから仲良くさせてもらうぜ!」
「ヨーグ!言葉遣い!」
「はは、頼もしいね」
こうして僕たちは学園に戻った