路上でエモ女子を見かけた。3
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朝起きると自分が裸でベッドに横たわっていることに気づいた
左腕が妙に重い感じがして、振り返ってみると.....一人の少女が私の隣で寝ていた
私は少し目を細めながら考えた...自分は夢を見ているんじゃないかって.......それで起き上がって部屋の中を見回した
「うわ.....めちゃくちゃだ」
服が床一面に散らばっているだけじゃなく、持ち物もあちこちに落ちて散乱していた
昨夜は間違いなく夢中で絡み合っていたに違いない
「やばい! もう八時!?」
絶対遅刻する.....私は急いで起き上がって着替えようとした....でもその瞬間その少女が腕をつかんで引き止めた
「行かないでよ.....マユリン」
私......この子に名前言っちゃったんだっけ? まあいいか
「ふざけてんの...学校行かなきゃいけないんだけど」
「うーん.....一日くらい私といてくれないの?」
その甘えた声は何なの?.......でも甘えても無駄だよ、だって私は優等生なんだから....一度も休んだことないし、優等生賞ももらったことが―――――
[サカッチ...今日休むね]
[体調悪いの?マユリン]
[ちょっとね....]
[仕事来る?]
[たぶん無理]
[そうなんだ? また明日ね]
[うん また明日]
はぁ.....もう私って......
「嬉しいな、私と一緒にいたいなんて...えへへ」
またそんな視線で見てくる
「あなた......学校は行かないの?」
「行かない....もうずっと前に辞めたよ、お母さんが学費をドラッグに使っちゃったから」
私は服を着ながらシャツと短パンを渡した.............確か名前は...レナだっけ?
「大変そうだね」
「大丈夫大丈夫 私はね...家出してからずっと自分で生計立ててきたし、時々女の人に声かけて泊めてもらったりとかもしてる」
「........仕事って?」
私は続けようとして止めた、だって家出した高校生ができる「仕事」なんて、保護者のサインがいるものばかりで、彼女にはそれがないから
ってことは、その仕事は......
「うん...あまり好きじゃないけど、でも私ができる仕事って自分の体を売ることだけなんだよね」
「........」
「簡単に言えば売春婦ってこと」
レナは明るく笑いながらそう言って、さらにピースサインまでした......
私は彼女の言葉に呆然とした......私は売春婦が何なのか知らない無知な子供じゃない....でも呆然としたのは、彼女がまだただのティーンエイジャーだったから
歳も私と同じなのに...こんな仕事をしているなんて
「マユリンに会えて良かった......昨日の客は誰も安全そうに見えなかったから もし彼女に会わなかったら寝る場所もなかったと思う」
「.......でもこの仕事ってお金たくさん稼げるんでしょ」
アキトさんが夕食の時に話してくれたことがある、売春婦の女性たちは結構な収入があるって、特に外国人だと言葉があまり分からないから搾取されやすいって
でもほとんどの場合外国人は受け入れないらしい、お金を踏み倒されるのが怖いから
「まあ多いよ....でもあんまり使えてないんだけどね」
「どうして?」
「稼いだお金はお母さんの借金返済に使わなきゃいけないから」
借金を返す?.....どうしてそんなことを
「でも...どうして返すの、あなたのお母さんが......」
「だって.....育ててくれたんだし お返ししなきゃ」
彼女は震える声でそう言った.......
なぜか自分を見ているような気がした 自分自身も保護者が良いと思うことをやろうと頑張ってきた人間だから
この子も同じなのかもしれない、自分で考えたのかは分からないけど、もしかしたら苦しい時は親に恩返しするものだと教えられてきたのかもしれない
「それで....借金はいくら?」
「2000万円....」
2000万円!? これはただドラッグを買うためだけじゃない....きっと他のことにも使われてるはず
「それで....これからどうするつもりなの?」
「また同じことを続けるんだと思う.....」
「じゃあ私もあなたの客の一人ってことになるの?」
私は真剣な様子でそう聞き返した 相手は少し黙っていたが首を振って答えた
「あなたは.....寝る場所をくれた優しい人だよ」
この子がどれくらい家出しているのか私には分からなかった、でも彼女はこういうことにすごく慣れている様子だった
「それで....もし今日泊まる場所が見つからなかったら?」
「大体客の家に泊まらない時はネットカフェの辺りで寝るよ、シャワーがあるところもあるし」
ずっとこんな生活をしてきたってこと?......大変だと分かっていても続けてしまう
「.............私の部屋に泊まる?」
「え? 私を養ってくれるってこと? 先に言っておくけど私の体は高いよ」
「違うから.......あなたを養うとかそういうんじゃなくて....ただ...あなたにもうあんな風に寝る場所を彷徨ってほしくないだけ」
それを聞いたレナは大きく微笑んだ......
「え?ふふふ もしかしてマユリン私に恋しちゃってるのかな....私たちはただのセフレでしょ、嫉妬するのはよくないよ」
彼女は相変わらずからかうように話していたが、私はレナとは全く正反対の表情をしていた
「違う.....ただあなたにちゃんとした住む場所を持ってほしいだけ」
彼女は少し目を見開いた...私はまだ話し続けた
「正直言うとあなたがこんな状態でいるのを見てられないの 私自身はあなたほど苦労したことはないけど、それでもあなたの気持ちは少しは分かるつもり」
「............」
「仕事とか学校のことはあなたが決めることだけど、お願いだから知らない人の家に泊まるのはやめて」
実際私たちはお互いをよく知らないけど、でもレナのことを聞いていて本当に我慢できなかった
「あなたって.....私を泊めてくれる四人目の人だよ......」
「そうなんだ?」
「いたくないわけじゃないよ、でも私みたいな人間はあなたと長くは一緒にいられないと思う」
それならいいよ.......それならこうしよう
「じゃあ私と三ヶ月一緒にいてみない? この部屋から逃げ出したくなったらあなたの負けだよ」
「何なのマユリン.....どうしてそんなに引き止めるの」
「ただあなたにもうあんな生活をしてほしくないだけだよ.......」
「一緒に住んでよ」
なぜこの子をここまで説得して一緒に住まわせようとしているのか自分でも分からなかった......もしかしたらこの子に恋してしまったのかな? いや...そんなんじゃない
「...............はぁ.....本当に押しが強いんだから」
「じゃあ.....ようこそ、ルームメイトさん」
「うんうん.....」
「それと男も女も部屋に連れ込まないでよね」
「了解だよ~」