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最終話 竜殺しのハルト

 血煙の中から立ち上がった俺は、途端にめまいを覚えてドラゴンの血肉の中に倒れた。
 熱された血の嫌な臭いがする。
 とめどなくあふれ出る竜の血液が俺の体を浸す。

(イザベラの特別製水薬ポーションが切れたのか......?)

 スキルの相互作用はもう切ってある。
 水薬ポーションもまだ効いている感じはあった。

「ハルト!」

 近寄ってくる仲間たちの声。だが俺は急な眠気に負け、血だまりの中で意識が遠ざかった。

 *

「多くのスキルを繋ぎましたね。木島陽斗きじまはるとよ」

 この声には聞き覚えがあった。
 温かみのある声だが、とても苦々しい記憶がある。
 つまりはこの世界に転移してきたときの自称女神の声だ。

「女神様が今さら何の用だよ」

 俺は今、真っ白な空間にいる。
 眼前に見えるのは純白のドレスに身を包んだ女性の姿。
 顔はベールに覆われて見えない。

「私は二つの世界の橋渡しをする者。素質あるものが無為に命を落としかけたとき、この世界に送る存在です」
「素質ってなんだよ」
「スキルを扱う才です。私はスキルを司る女神として、多くの転移者にスキルを授けてきました」

 目の前の自称女神に文句を言いたくなった俺は、嫌味っぽく返す。

「ハズレスキルの詰め合わせを? もうちょっとマシな祝福はできないのか?」
「突然大きすぎる力を持った者が破滅する様は今までにも見て来ました。故に木島陽斗、あなたにはスキルを繋ぐ才を与えたのです」
「人体実験かよ......」

 短い会話しかしていないが、この人間を当然のように見下す態度にはやや腹が立ってくる。
 どうやったら帰れるのだろうか。

「木島陽斗、あなたに『勇者』の肩書きを授けましょう。本来スキルを得た転移者に授けるものですが、あなたは先ほど才能を開花させたようですから」
「才能ったって副作用付きのだろ......」

 この世界に「勇者」と名乗る存在が過去、稀に存在したことはどこかで聞いたことある。
 ただの目立ちたがり屋ではなく転移者だったとは驚きだが、今さらそんな称号は不要だ。
 かつての「高級弾除け」といい、押し付けられるあだ名にろくなものはないと俺は思っている。

 すると自称女神は困惑したような態度で、俺を説得し始める。

「『勇者』の称号を受け入れれば、副作用に悩まされることもありません。それでもですか?」
「いらないね。副作用は仲間の不味い水薬ポーションで抑えるさ」
「全てのスキルを繋げば、あなたの強さは人間を超えるものになるのですよ?」

 自称女神の焦りを感じる。どうやら一方的に「勇者」に仕立て上げることはできないようだ。

「もういい。俺をさっきの場所に戻してくれ」
「後悔しないのですか? 『勇者』の身なら元の世界に戻る方法も──」
「さっき自分で言っただろ。突然大きな力を持った奴は破滅したって。それが過去の『勇者』じゃないのか? それに俺にはまずこの世界でやることがあるんだ」

 俺は自称女神に背を向け白い床を歩き始める。

「それに俺は今後『竜殺しのハルト』を名乗ろうと思ってる。『勇者』じゃない」

 自称女神は呆れたようにため息を吐き、何やら呟く。
 次の瞬間、俺は丘陵の草原で寝ていた。

 *

「目が覚めたよ!」

 声を大きくして仲間たちに俺のことを伝えたのはリーベ。

「ったくよお。ここまで引っ張り上げるのに苦労したんだからな、ハルト!」
「今度酒でもおごるよ」

 走って俺の様子を見に来たのはヒルダ。
 そして遅れてイザベラが息を切らして俺の顔を覗き込む。

「やっぱり水薬ポーションの問題じゃなさそうね。何で倒れたのかしら」
「あの竜の血じゃねーか? ひでえ臭いだったじゃんか」
「僕は臭いで気絶するなんてこと中々ないと思うけどなあ......」

 イザベラの疑問に対して、ヒルダは冗談のような答えで返す。
 死霊術師ネクロマンサーの言う臭いの話はリアリティがあって少し怖い。

「どっちにしろ精密検査が必要ね」

 ヒルダの手を借りて立ち上がると、ギルドの馬車が走ってくるのが見えた。
 それを追うように「特級リスク対策社」の馬車も。
 乗っているのはシャーロットだ。

「何だ、何だ? 急いで来たってお前らの手柄にはならないからな!」
「成し遂げたのだな。シャーロットよ」

 付き人と共にギルドの馬車から降りてきたのは、評議員のクラウスだった。
 遅れてシャーロットが駆けてくる。
 シャーロットはクラウスに見向きもせず、俺に抱き着いた。

「生きていてくれて、よかった......」
「お、おいシャーロット。みんなが見てるぞ」
「構いません」

 ヒュウとリーベが口笛を吹いた。

「あのなあ......誰かさんがパーティ内での恋愛だか結婚は禁止って言ってたよなあ!?」

 声を荒げるヒルダ。
 どうやらクラウスのことは頭にないらしい。

「私はギルド長ですから。パーティ内には当たりません」
「なんだとお!?」
「冗談ですが......今はこうさせてください」

 そう言いながらもシャーロットは顔を赤らめている。
 シャーロットは血の汚れなど気にせず、俺を抱きしめている。
 十数秒がとても長い時間に感じられ、クラウスが咳払いをするまで続いた。

「君の故郷の仇である『災禍の竜』は無事討伐された。偉業と言わざるを得ないな。どうだ、戻ってくる気は」
「そんなことを言いにわざわざ重い腰を上げてきたのですか? お断りです。卵の処理もこちらで行います」
「各商会とのコネクションも、依頼の情報も我々の方が多く持っているのは君も知っているだろう。何故だ?」

 ようやく俺から離れたシャーロットは高らかに宣言した。

「『特級リスク対策社』は体質改善がなされるまで、ゴストリンのギルドと与することはありません」
「情報をいくら持っていても、活かさずに腐らせているしな。だろ? シャーロット」

 俺の一言でクラウスの目にわずかな苛立ちの色が見えた。

「その選択を後悔しないことだ」

 そう言ってクラウスはギルドの馬車に乗り込んだ。
 馬車に向かってヒルダは思い切り舌を出し、その様子を見てリーベとイザベラが笑う。
 俺はなんとなく、こんな毎日がこれからも続けばいいなと思った。
 臭い血に塗れるのはもう勘弁だけど。

 *

 俺はギルドに戻ると着替えてイザベラの検診を受けることになった。
 俺の部屋にはスカーレットを含むギルドの全員が詰めかけている。

「じゃあ、診るわよ」

 イザベラは指を俺のこめかみに当てた。
 すると俺の脳の神経が空間に投影される。

「これは......!」
「どうなんだよ! いいのか!? 悪いのか!?」

 ヒルダが前のめりになってイザベラを問い詰める。

「状態はとても良いわ。でも大きなチャンスを逃してしまったかもしれないわね」
「イザベラ。みんなにわかるように説明して」

 シャーロットの指示でイザベラは俺の体の状態を解説し始めた。

「竜の血を浴びて強くなった英雄の伝説は聞いたことはあるでしょう? それの影響で神経系が強化されているの。スキル五つくらいまでなら神経保護の水薬ポーションはもう不要かもしれないわ」
「え? 僕にはいいことしかないように聞こえるけど」

 リーベの反論。
 俺も同じ気分だ。だが何のチャンスを逃したのかも聞かなければならない。

「『災禍の竜』の口に飛び込んだ時、多重に耐性スキルを展開していたでしょう? それが竜の血の恩恵をほとんど弾いてしまったの。これが逃してしまったチャンスね」
「そ、そうなのか......」

 自称女神の提案をはね付けた俺だったが、意図せず逃したチャンスにはややがっかりしてしまう。
 まあ人間なんてそんなものかも知れない。

「で? 『竜殺しのハルト』さんよ、まずは何から始めるんだ?」
「そうだよ。ハルトは僕たちのリーダーなんだから。シャーロットのために働いた分、好きなことしようよ!」
「採掘の依頼なんて興味ない? 水薬ポーションの材料が分けてもらえると思うのだけど」

 俺は目を光らせるパーティメンバーに宣言する。

「あのなあ......俺はもう寝るんだよっ! お前ら疲れ知らずか!」

 するとヒルダ、リーベ、イザベラは大声を上げて笑った。

「おやすみなさい。ハルトさん」

 シャーロットが柔らかな口調で言う。
 すると俺の意識は糸が途切れたように遠ざかっていく。
 それを見てヒルダたちががやがやと部屋を出ていった。

 すると突然、俺の唇になにか柔らかいものが当たる感覚がする。
 驚いて目を開けようとするも、手で俺の目元を覆われてしまった。
 再びまどろみ始める俺。覆われた視界の端には薄っすらと金髪が見えた。

「おやすみ、シャーロット」

 最後にそう言って俺は完全に眠りに落ちた。

 *

 こうして、かつて「高級弾除け」と呼ばれた俺は、この日から「竜殺しのハルト」と呼ばれることになった。
 そして俺の隣には、相変わらず涼しい顔で無茶を言うギルド長がいる。
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俺は「ハズレスキル」の詰め合わせ ──異世界で解くスキル連鎖方程式──作者:犬飼 風
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最終話 竜殺しのハルト

 血煙の中から立ち上がった俺は、途端にめまいを覚えてドラゴンの血肉の中に倒れた。
 熱された血の嫌な臭いがする。
 とめどなくあふれ出る竜の血液が俺の体を浸す。

(イザベラの特別製水薬ポーションが切れたのか......?)

 スキルの相互作用はもう切ってある。
 水薬ポーションもまだ効いている感じはあった。

「ハルト!」

 近寄ってくる仲間たちの声。だが俺は急な眠気に負け、血だまりの中で意識が遠ざかった。

 *

「多くのスキルを繋ぎましたね。木島陽斗きじまはるとよ」

 この声には聞き覚えがあった。
 温かみのある声だが、とても苦々しい記憶がある。
 つまりはこの世界に転移してきたときの自称女神の声だ。

「女神様が今さら何の用だよ」

 俺は今、真っ白な空間にいる。
 眼前に見えるのは純白のドレスに身を包んだ女性の姿。
 顔はベールに覆われて見えない。

「私は二つの世界の橋渡しをする者。素質あるものが無為に命を落としかけたとき、この世界に送る存在です」
「素質ってなんだよ」
「スキルを扱う才です。私はスキルを司る女神として、多くの転移者にスキルを授けてきました」

 目の前の自称女神に文句を言いたくなった俺は、嫌味っぽく返す。

「ハズレスキルの詰め合わせを? もうちょっとマシな祝福はできないのか?」
「突然大きすぎる力を持った者が破滅する様は今までにも見て来ました。故に木島陽斗、あなたにはスキルを繋ぐ才を与えたのです」
「人体実験かよ......」

 短い会話しかしていないが、この人間を当然のように見下す態度にはやや腹が立ってくる。
 どうやったら帰れるのだろうか。

「木島陽斗、あなたに『勇者』の肩書きを授けましょう。本来スキルを得た転移者に授けるものですが、あなたは先ほど才能を開花させたようですから」
「才能ったって副作用付きのだろ......」

 この世界に「勇者」と名乗る存在が過去、稀に存在したことはどこかで聞いたことある。
 ただの目立ちたがり屋ではなく転移者だったとは驚きだが、今さらそんな称号は不要だ。
 かつての「高級弾除け」といい、押し付けられるあだ名にろくなものはないと俺は思っている。

 すると自称女神は困惑したような態度で、俺を説得し始める。

「『勇者』の称号を受け入れれば、副作用に悩まされることもありません。それでもですか?」
「いらないね。副作用は仲間の不味い水薬ポーションで抑えるさ」
「全てのスキルを繋げば、あなたの強さは人間を超えるものになるのですよ?」

 自称女神の焦りを感じる。どうやら一方的に「勇者」に仕立て上げることはできないようだ。

「もういい。俺をさっきの場所に戻してくれ」
「後悔しないのですか? 『勇者』の身なら元の世界に戻る方法も──」
「さっき自分で言っただろ。突然大きな力を持った奴は破滅したって。それが過去の『勇者』じゃないのか? それに俺にはまずこの世界でやることがあるんだ」

 俺は自称女神に背を向け白い床を歩き始める。

「それに俺は今後『竜殺しのハルト』を名乗ろうと思ってる。『勇者』じゃない」

 自称女神は呆れたようにため息を吐き、何やら呟く。
 次の瞬間、俺は丘陵の草原で寝ていた。

 *

「目が覚めたよ!」

 声を大きくして仲間たちに俺のことを伝えたのはリーベ。

「ったくよお。ここまで引っ張り上げるのに苦労したんだからな、ハルト!」
「今度酒でもおごるよ」

 走って俺の様子を見に来たのはヒルダ。
 そして遅れてイザベラが息を切らして俺の顔を覗き込む。

「やっぱり水薬ポーションの問題じゃなさそうね。何で倒れたのかしら」
「あの竜の血じゃねーか? ひでえ臭いだったじゃんか」
「僕は臭いで気絶するなんてこと中々ないと思うけどなあ......」

 イザベラの疑問に対して、ヒルダは冗談のような答えで返す。
 死霊術師ネクロマンサーの言う臭いの話はリアリティがあって少し怖い。

「どっちにしろ精密検査が必要ね」

 ヒルダの手を借りて立ち上がると、ギルドの馬車が走ってくるのが見えた。
 それを追うように「特級リスク対策社」の馬車も。
 乗っているのはシャーロットだ。

「何だ、何だ? 急いで来たってお前らの手柄にはならないからな!」
「成し遂げたのだな。シャーロットよ」

 付き人と共にギルドの馬車から降りてきたのは、評議員のクラウスだった。
 遅れてシャーロットが駆けてくる。
 シャーロットはクラウスに見向きもせず、俺に抱き着いた。

「生きていてくれて、よかった......」
「お、おいシャーロット。みんなが見てるぞ」
「構いません」

 ヒュウとリーベが口笛を吹いた。

「あのなあ......誰かさんがパーティ内での恋愛だか結婚は禁止って言ってたよなあ!?」

 声を荒げるヒルダ。
 どうやらクラウスのことは頭にないらしい。

「私はギルド長ですから。パーティ内には当たりません」
「なんだとお!?」
「冗談ですが......今はこうさせてください」

 そう言いながらもシャーロットは顔を赤らめている。
 シャーロットは血の汚れなど気にせず、俺を抱きしめている。
 十数秒がとても長い時間に感じられ、クラウスが咳払いをするまで続いた。

「君の故郷の仇である『災禍の竜』は無事討伐された。偉業と言わざるを得ないな。どうだ、戻ってくる気は」
「そんなことを言いにわざわざ重い腰を上げてきたのですか? お断りです。卵の処理もこちらで行います」
「各商会とのコネクションも、依頼の情報も我々の方が多く持っているのは君も知っているだろう。何故だ?」

 ようやく俺から離れたシャーロットは高らかに宣言した。

「『特級リスク対策社』は体質改善がなされるまで、ゴストリンのギルドと与することはありません」
「情報をいくら持っていても、活かさずに腐らせているしな。だろ? シャーロット」

 俺の一言でクラウスの目にわずかな苛立ちの色が見えた。

「その選択を後悔しないことだ」

 そう言ってクラウスはギルドの馬車に乗り込んだ。
 馬車に向かってヒルダは思い切り舌を出し、その様子を見てリーベとイザベラが笑う。
 俺はなんとなく、こんな毎日がこれからも続けばいいなと思った。
 臭い血に塗れるのはもう勘弁だけど。

 *

 俺はギルドに戻ると着替えてイザベラの検診を受けることになった。
 俺の部屋にはスカーレットを含むギルドの全員が詰めかけている。

「じゃあ、診るわよ」

 イザベラは指を俺のこめかみに当てた。
 すると俺の脳の神経が空間に投影される。

「これは......!」
「どうなんだよ! いいのか!? 悪いのか!?」

 ヒルダが前のめりになってイザベラを問い詰める。

「状態はとても良いわ。でも大きなチャンスを逃してしまったかもしれないわね」
「イザベラ。みんなにわかるように説明して」

 シャーロットの指示でイザベラは俺の体の状態を解説し始めた。

「竜の血を浴びて強くなった英雄の伝説は聞いたことはあるでしょう? それの影響で神経系が強化されているの。スキル五つくらいまでなら神経保護の水薬ポーションはもう不要かもしれないわ」
「え? 僕にはいいことしかないように聞こえるけど」

 リーベの反論。
 俺も同じ気分だ。だが何のチャンスを逃したのかも聞かなければならない。

「『災禍の竜』の口に飛び込んだ時、多重に耐性スキルを展開していたでしょう? それが竜の血の恩恵をほとんど弾いてしまったの。これが逃してしまったチャンスね」
「そ、そうなのか......」

 自称女神の提案をはね付けた俺だったが、意図せず逃したチャンスにはややがっかりしてしまう。
 まあ人間なんてそんなものかも知れない。

「で? 『竜殺しのハルト』さんよ、まずは何から始めるんだ?」
「そうだよ。ハルトは僕たちのリーダーなんだから。シャーロットのために働いた分、好きなことしようよ!」
「採掘の依頼なんて興味ない? 水薬ポーションの材料が分けてもらえると思うのだけど」

 俺は目を光らせるパーティメンバーに宣言する。

「あのなあ......俺はもう寝るんだよっ! お前ら疲れ知らずか!」

 するとヒルダ、リーベ、イザベラは大声を上げて笑った。

「おやすみなさい。ハルトさん」

 シャーロットが柔らかな口調で言う。
 すると俺の意識は糸が途切れたように遠ざかっていく。
 それを見てヒルダたちががやがやと部屋を出ていった。

 すると突然、俺の唇になにか柔らかいものが当たる感覚がする。
 驚いて目を開けようとするも、手で俺の目元を覆われてしまった。
 再びまどろみ始める俺。覆われた視界の端には薄っすらと金髪が見えた。

「おやすみ、シャーロット」

 最後にそう言って俺は完全に眠りに落ちた。

 *

 こうして、かつて「高級弾除け」と呼ばれた俺は、この日から「竜殺しのハルト」と呼ばれることになった。
 そして俺の隣には、相変わらず涼しい顔で無茶を言うギルド長がいる。
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俺は「ハズレスキル」の詰め合わせ ──異世界で解くスキル連鎖方程式──作者:犬飼 風
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