第35話 分岐点〜花火大会
盛り上がったサマースクールも終わり、夏休みも残すところあとわずか。
最後のイベントは、「花火大会」です。
夏の終わりの一花。
互いの想いを確かめ合うにふさわしい...。
空玲須は、サマースクールの男子部屋を思い出していました。
「で?空玲須は結局、誰を選ぶつもりなんだ?」
「選ぶ?」
「花火大会だよ。誰を誘うつもりなんだ?」
「花火大会って、一人を選ばなきゃいけないのか?」
その発言が元で、空玲須は同室の男子から軽く詰められました。
「...いいよなぁ、選べるほど女子が周りにいて。」
「しかも、全員、憧れの存在。
...くそ、なんだか腹たってきたぞ。
やっちまえ!」
男子が投げた枕を軽くかわす空玲須。
「ぐぬぬ、こやつ、やりおる...。
皆のもの、やってしまえぃ!」
たちまち空玲須は枕の集中砲火にさらされました。
「こら!早く寝なさい!」
その場は、先生に怒られうやむやになりましたが...。
「オレが、一緒に行きたいのは...。」
空玲須は、心を決めました。
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