エピローグ 3: 子供の幽霊が人々を襲い、殺害しているという噂…。
「ねえねえ......聞いたことある?」
「何の話?」
「東の町の肉屋の裏路地に出るっていう、人を殺す幽霊の噂だよ......」
「え?......それってこの辺りにいるってこと?」
「そういうわけでもないんだけどね......でも宵の口にしか現れないんだって......宵の口にそこへ行かなければ、殺されることはないってさ......」
「怖いね......」
「聞いた話だと、その幽霊は人を殺しながらずっと『お母さん』って呼び続けるらしいよ......」
「うぇ......ぞっとする......」
「被害者が男だったら、殺しながら『お母さん』って呼ぶんだって......でも被害者が女だったら......その女の人はお腹が異常に膨らんで、それから――――ぐちゃっ......ってなるらしい......」
「うわ......気持ち悪い、怖い......絶対会いたくない......」
「だよね......ただ遭遇しないことを祈るしかないよ......」