2025年7月17日 鹿原真理
2025年7月17日
見えない誰かさんへ
誰かさんも、とても辛い目にあっているんですね。
食事を食べさせないなんて、ひどいぼう力だと思います。絶対にゆるしてはいけないことだと思います。
わたしはあなたの味方です。
今日は比較的穏やかな日でした。
上原さんが学校に来なかったからです。
朝の会で担任の佐野先生が言うには、学校に来る途中に交通事こにあってしまったとのことでした。しばらくは病院に入院して、学校はお休みするとのことでした。
こんなことを言うのはひどいかもしれませんが、少しの間は上原さんに会わなくていいと思うと気が楽になります。
上原さんがいないと、誰もわたしの元へはやってきません。わたしの前でわたしがわからない話をする子はいません。おかげで休み時間はゆっくりと本を読むことができました。
それから、みんな強い子がいないと何もできない弱い人なんだな、と思いました。
ただ一つだけ、悲しいことがありました。
立花さんに、消しゴムを忘れたから一日貸してほしいと言われたので貸したのですが、あとであの子の筆箱の中身を見たとき、消しゴムが二こ入っているのを見てしまいました。そのうち一こはわたしのものでした。
あの子はなぜ嘘をついたのでしょうか。わたしがかわいいがらの紙にくるまれた消しゴムを使っていたからほしくなったのでしょうか。どちらにせよ、あんなことをする理由にはならないと思います。
考えただけで胃のあたりが熱くなって、むかむかします。
このむかむかを止めるにはどうすればいいでしょうか?
教えてください。
鹿原真理