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二日目
きょうもここで事故は無いな、ヨシ!
「見に来ても何もできないと言ったが」
「そんなん良いんだよ!事故が無いことで安心できる私がいるのさ」
「ふむ」
「でも生きてるときに知れたらよかったのにと思うこともある」
「そうしたらどうしていたのか?」
「アレだよアレ、旗振りおばさんやってたねきっと!」
「お前は若者だろう」
「いいじゃん、今の私にはあこがれの存在だよ!」
「まぁなんでもいいが」
「そうやってすぐ話を止めようとする!あ、おーい!」
幽霊の先輩に手を振る。今日も返してくれた。ありがとう!
住宅街に入るとやっぱり幽霊に良く出くわすなぁ。
死神がついてたりついてなかったり様々だけど。ついてない方が多いか?仕事しろ仕事。
ほら今またすれ違った幽霊に死神いなーい!
「いや、今のはいたぞ」
「え、どこに?」
ふり返ってじろじろ見る。
「腕のところだ」
「アレかな?正直言われないと分からんな」
「自分もそうだが付喪神的な存在だな」
腕輪かなんかかな?確かに人につくものだからちゃんと仕事しそうだ!ていうかむしろ離れないからおしゃべりだったら地獄だ!頑張れ幽霊おじさん!
そういや話変わるけど西洋の神なんかは人の妻奪ったりとかやりたい放題だよね、マジ適当すぎんぞ神さま
「創作と混同してはいけない。あと心の声で話しかけるのはどうかと思うぞ」
「じゃあ神話なんかは?」
「創作だ」
「それ明言して大丈夫?どっかから非難されない?」
「もう死んでるから大丈夫だ」
「そうだった。何でも許される便利な言葉だわ!」
つい腹抱えて笑っちゃう。いやそんな腹出てないわ!全く腹立たしい
お、猫がこっち見てるぞ、おーい。
目を細めたぞ。
後ろを振り返る!が、何もない。
「この猫、もしかして私を見てる?」
「そういうこともあるかもしれない」
「わかんないの?」
「元来人に作られし、人に使われるモノだからな、獣とは自分は程遠い」
「モノってのも大変ね~」
「それはそれだ。役目なら仕方がない」
「見えてるなら、何か生きてる人にメッセージとかおくれんかね」
「猫はラインじゃないぞ」
「死神の世界にもスマホという概念が!」
「スマホが死んだらスマホの死神が導入されるかもな」
「うそ?」
「ある意味神のようにあがめられていると言っても過言ではない。
信仰で言えば今世界で一番かもしれないな」
「それが担当になったら最高じゃね?」
「お前は何十億分の一の確率を引ける自信があるのか?」
「・・・ここ一番のじゃんけん大会で準優勝した私の実力ならば!」
「負けてるじゃないか」
「いーやーだ!勝ちたいのー!」
「しかし考えてみろ、スマホが死ぬということはだ」
「ことは?」
「さらに進化したモノが世界にあふれているということだぞ」
「...想像もつかないな。あれか、今楽々フォンの死神ですって目の前にいるようなもんか、うっわつかえね~」
「楽々フォンはまだあるがな」
めっちゃユーザーのこと私けなしたじゃん。