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「おい」
「わわわわわわ!?」

 気が付いたらいきなり顔をのぞかれていた!
 しかも顔が逆さ!
 何、何なのか?

「えっとぉどちら様でしょうか...?」

 頭の中ではその距離に痴漢!とか変態!とか思っていたはずなのだが、
口から出たのはそんな言葉だった。
 小市民ぶりが出てしまう。
 そんな私を知ってか知らずか同じ場所に降り立ち、ようやくひっくり返ってない姿が見て取れた。

「...死神だ」
 ...死神?

「マジ?」
 こくりと頷く。

 落ち着いて風貌を見てみる。

 黒いローブのようなものを羽織り、黒髪。
 目はその羽織りのせいでよく見えないけれど何より目を引くのが持っているものだった。

「刀...?」
 まさか現代でそんなもん持ち歩く人がいるなんて。
 いや、そもそも人じゃなくて死神(本人の申告によると)かぁ。ならいいのか?いや危ないだろ。
「死神って言えば鎌じゃないの?」
「アレは広報担当の死神だ。よく知られているだろう」
「た、たしかに...」
 広報担当の死神ってなんだよ!
「あと外国のやつだ」
「へ~」
 確かに死神でイメージできる鎌なんて実際に見たことなんてないな。
 本かなんかで死神は農夫とか言うけれど、農業ならなおさらあんなでかい鎌、見たこと無いわ。
 何?そしたら現代日本で言えばトラクター装備してるのか?想像したら面白い。
 トラクターで魂刈り取りますってか?がはは

 え、あれ、ちょっとまってまって、そしたら何?もしかして私死ぬの?殺されるの?この男に?

「ちょ、ちょっと待ってください!何でもしますから殺すのだけはどうかっご勘弁をー!」
「何を勘違いしている...」
「へっ?」

 あれ、もしかして助かる?落語の死ぬ前に出てくるタイプみたいに、
死を免れる可能性あっちゃったりする?

「お前はもう死んでいる!」
「な、なんだってぇ!?」

 いや、これは今はやりのオレオレ詐欺かもしれない!そうやって油断させバッサリと...

「ふ、ふん、そう迂闊には信用できないな。そういうなら証拠を見せなさいよ!」

 死神は下を指さす。
 そっちを見てみる。

「うわっグロッ!?」

 自分が今着ている(?)服と同じものを着た物体が、地面に横たわっている。けれど、
目玉は飛び出ているわ、頭が割れて脳みそも出ているわ、足も変な方向に曲がっているわで、
アレは死んだわって思っちゃった。リアル脳汁も初めて見た。脳汁どころかあらゆる汁まみれなんだけどね。

「一応、戻ることもできるが」
「いやいやいや、いいいい、いいって。これアレでしょ?戻った瞬間痛みだけ経験してまたすぐ死ぬやつでしょ?そんなんいいわ」
「そうか」
「ちょっと流石に寝覚め悪いわ~。あっ寝覚めどころか永遠に寝ちゃったってやつぅ?実際はこうして正しく寝覚めだけどね!」

 自分でツボった。ていうか笑ってないとやってられんし。
「ほらほらもうどっか行こう、ぶっちゃけ見てて楽しいもんじゃないし」
 死神を押して、移動しようとする。
 警察だか病院だか消防の人ごめんよ、こんなグロいもん処理させちゃって。

「まて、まて」

 押し続けたら死神は宙にふよふよ浮いたが、
 私はビルから落ちた。

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「わわわわわわ!?」

 気が付いたらいきなり顔をのぞかれていた!
 しかも顔が逆さ!
 何、何なのか?

「えっとぉどちら様でしょうか...?」

 頭の中ではその距離に痴漢!とか変態!とか思っていたはずなのだが、
口から出たのはそんな言葉だった。
 小市民ぶりが出てしまう。
 そんな私を知ってか知らずか同じ場所に降り立ち、ようやくひっくり返ってない姿が見て取れた。

「...死神だ」
 ...死神?

「マジ?」
 こくりと頷く。

 落ち着いて風貌を見てみる。

 黒いローブのようなものを羽織り、黒髪。
 目はその羽織りのせいでよく見えないけれど何より目を引くのが持っているものだった。

「刀...?」
 まさか現代でそんなもん持ち歩く人がいるなんて。
 いや、そもそも人じゃなくて死神(本人の申告によると)かぁ。ならいいのか?いや危ないだろ。
「死神って言えば鎌じゃないの?」
「アレは広報担当の死神だ。よく知られているだろう」
「た、たしかに...」
 広報担当の死神ってなんだよ!
「あと外国のやつだ」
「へ~」
 確かに死神でイメージできる鎌なんて実際に見たことなんてないな。
 本かなんかで死神は農夫とか言うけれど、農業ならなおさらあんなでかい鎌、見たこと無いわ。
 何?そしたら現代日本で言えばトラクター装備してるのか?想像したら面白い。
 トラクターで魂刈り取りますってか?がはは

 え、あれ、ちょっとまってまって、そしたら何?もしかして私死ぬの?殺されるの?この男に?

「ちょ、ちょっと待ってください!何でもしますから殺すのだけはどうかっご勘弁をー!」
「何を勘違いしている...」
「へっ?」

 あれ、もしかして助かる?落語の死ぬ前に出てくるタイプみたいに、
死を免れる可能性あっちゃったりする?

「お前はもう死んでいる!」
「な、なんだってぇ!?」

 いや、これは今はやりのオレオレ詐欺かもしれない!そうやって油断させバッサリと...

「ふ、ふん、そう迂闊には信用できないな。そういうなら証拠を見せなさいよ!」

 死神は下を指さす。
 そっちを見てみる。

「うわっグロッ!?」

 自分が今着ている(?)服と同じものを着た物体が、地面に横たわっている。けれど、
目玉は飛び出ているわ、頭が割れて脳みそも出ているわ、足も変な方向に曲がっているわで、
アレは死んだわって思っちゃった。リアル脳汁も初めて見た。脳汁どころかあらゆる汁まみれなんだけどね。

「一応、戻ることもできるが」
「いやいやいや、いいいい、いいって。これアレでしょ?戻った瞬間痛みだけ経験してまたすぐ死ぬやつでしょ?そんなんいいわ」
「そうか」
「ちょっと流石に寝覚め悪いわ~。あっ寝覚めどころか永遠に寝ちゃったってやつぅ?実際はこうして正しく寝覚めだけどね!」

 自分でツボった。ていうか笑ってないとやってられんし。
「ほらほらもうどっか行こう、ぶっちゃけ見てて楽しいもんじゃないし」
 死神を押して、移動しようとする。
 警察だか病院だか消防の人ごめんよ、こんなグロいもん処理させちゃって。

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 押し続けたら死神は宙にふよふよ浮いたが、
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