ep.360 見(けん)の章完結:メイキング・オブ・エターナル、玉葱は永遠に
「見」の章の締めくくりは、もはや映像作品というよりは、惑星規模の変異イベントへと昇華されます!
「にゃうにゃあ...! クライマックスなのです! 脚本も理屈も、すべては玉葱の彼方へ消え去るのですー!!」 咲姫がカメラの録画ボタンを押し込む。目の前では、メイキング史上最も「異常」な光景が広がっていた。
「...今こそ、真の融和を! 16エトスの魂よ、ネギの汁に溶け込み、新たな理(ことわり)となるのです!」 指揮者・新人が、数百体の玉葱の精霊たちを引き連れ、黄金卵から溢れ出したドロドロの「ネギ汁」の池へと豪快にダイブした。
ゴゴゴゴゴ...!! 緑の汁と白い玉葱が混ざり合い、激しい光が放たれる。 「にゃうにゃ!? 玉葱の精霊が、ネギの羽を生やして『ネギ玉精霊』に進化したのですー!! 新人さんも...神々しいまでに無駄なオーラを放つ『超新人』へと変異したのですーっ!!」
その光り輝く狂乱の傍ら、騎士は別の意味で極限状態にあった。 「...騎士さん、あーん♪ この玉葱餡子和えオムライス、愛を込めて煮詰めました(物理)」 「...計算上、この一口で騎士さんの糖分と塩分は限界突破します。さあ、あーん♪」 サヨとアリスが両脇から、殺人的な熱量(と味)の愛妻料理を騎士の口へ押し込んでいく。 「...も、もふぉっ...(もう、胃袋が...)」
一方、怪獣リーダーたちは現実的だった。 「ガハハ! この進化したネギ玉、銀河で高く売れるぞ! 良いのを選別して収穫だ! 現場のボーナスにするぞ!」 彼らは感動のラストシーンを背景に、黙々と最高品質の玉葱をコンテナに詰め込んでいた。
「さらっと。この一連の健康被害...失礼、メニューを銀河全域に特許申請しました。なお、副作用(爆発・幻覚・人格変貌)に関するすべての責任は、現在気絶している猫二に帰属します」 アリシアが冷徹に書類へサインする。足元では、玉葱の匂いで鼻が曲がり、泡を吹いて倒れている猫二が、無意識に「にゃふぅ...」と悲鳴を上げていた。
「これなのですー!! 阿鼻叫喚の食事、進化する精霊、そして押し付けられる全責任! これこそが、私が世界に見せたかった『真実のメイキング』なのですー!!」 咲姫は満足げにカメラを切り、最後に一言、カメラ目線で言い放った。
「...いい画が撮れたのです♪」
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【見の章:完結】
咲姫(総監督):メイキング映像『玉ねぎは天国の使者か地獄の生者か』を完成。銀河興行収入1位を確信。
超新人:ネギと玉葱のハイブリッド生命体として覚醒。時給が17エトスに上がるかどうかが最大の関心事。
猫二:寝ている間に、銀河規模の集団訴訟を引き受ける「伝説の責任者」に任命される。
餡子熊王:玉葱餡子の力でレベルアップ。もはや物理攻撃に「甘みと激痛」が追加される異次元の存在へ。
うさちぁん:「あはは、次は猫二ちゃんの『保釈金』を賭けた新しいゲームでもしようかぁ~」
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「見」の章、これにて完結です! 猫二の将来が心配ですが、咲姫の満足そうな顔がすべてを物語っていますね。