ホーム俺の異世界生活きのこだった、誤解が解ける2人だった
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誤解が解ける2人だった

草葉をかき分けた先には、おびただしい数のマラルフロッグの群れがいた。

「おいおいマジか、」
「嘘でしょ、この数」
「全員気を抜くな、もし打ち漏らしが出れば近隣の村が襲われる」
「〝了解〟」

ミリアが呪文を唱え始めた。

「〝サイレント・ドーム〟」

黒い魔法陣が杖の頭から現れ、マラルフロッグの群れと俺達を薄黒い壁が囲った。
外の草木の揺れる音が一切聞こえない。

「さぁ、いくわよ!」
「よし!〝マーシャル・レイン〟」

トロイが空に向かい1本の矢を放った。その瞬間、青白く巨大な魔法陣が空中に出現した。
1本の矢が分裂し、大量の矢がマラルフロッグの群れに降り注いだ。

「マートン、残りを片付けるぞ」

ヴァールさんとマートンが、残りを一掃した。

「これで最後か?」

メンバーが一息付いた。
その瞬間、〝サイレント・ドーム〟が解けた。
すると、攻撃から逃れたマラルフロッグが草陰から外へ向かい走り始めた。

「(打ち漏らしだ!このまま逃がしたら村に被害が出る!)」

誰も気づいておらず、いい所を見せるチャンスだと思い、俺は急いで霧吹きとゴム手袋を出して追いかけた。

「タカノリ?どうした」

トロイの言葉に耳もくれず、目の前の事に必死だった。

「(俺だって一体くらいは....!)」

ゴム手袋をはめ、麻痺ダケを霧吹きにセットした。

ピコンッ

《【一般級:霧吹き】に麻痺が付与されました》

マラルフロッグに追いつき、身体目掛けて打った。

シューー...
マラルフロッグの動きが止まった。

「大丈夫かタカノリ!」

後ろからトロイとマートンが心配して来てくれた。
皆は止まっているマラルフロッグを見た。

「痙攣している?」
「お前がやったのか?タカノリ」

二人が不思議そうに俺を見た。

「はい、この霧吹きで麻痺させました」
「霧..吹き....?」
「変わった武器使ってるんだな」

ザシュッ...
ヴァールが麻痺しているマラルフロッグに、剣を突き立てトドメをさした。

「お手柄です、タカノリさん」

ヴァールはニコッと笑った。
依頼を完了し、俺たちは王国に戻った。
宿に行く前に酒場で打ち上げをしていた。

「しっかしやるなぁ、タカノリ!俺ぁ初めから出来るやつだって気づいてたぜ〜」
「ちょっとトロイ飲みすぎ〜酒臭!

トロイは酔いがかなり回っていた。

「タカノリさん、ちょっといいですか」

席を立ち上がりながら、ヴァールさんが俺を外へ連れ出した。

「....むー、ちょっとトイレに」
「ミリア、ほっといてやれ」

マートンが、ミリアがヴァールたちの元へ行くのを止めた。

「そうよミリア、ここで話しにくい内容だから2人でで行ったのよ」
「わかったよぉー...」

ミリアは不貞腐れながらオレンジジュースを飲んだ。
ヴァールと孝典は二階のテラスに来た。

「タカノリさん、すみませんでした」

急に頭を下げるヴァールに孝典は困惑した。

「え、、ちょ!やめてくださいよ」
「僕は、タカノリさんが試験に本気で挑まれていたにも関わらず、あんな失礼なことを.....」
「俺は気にしてませんよ、むしろ謝りたいのは俺の方です。あんな結果だったのに同行までさせてもらってありがとうございます」

ヴァールは夜空を見上げた。

「知っておいて欲しかったんです。冒険者がどんなものなのか、タカノリさんは穏やかで優しい人です。でもそれではいつか痛い目を見る。だから同行の許可を貰ったんです」
「ヴァールさん....」
「さて!誤解が解けた所で戻りますか。ミリアが退屈しているはずです」
「あははっ、それもそうですね」

俺たちは皆の元へ戻り、食事もそこそこにして宿に向かった。
その夜はそのまま眠りについた。

(つづく)


==================================
《ステータス》
・三田 孝典 (みた たかのり)
・レベル2
・F級冒険者
・【固有職業:きのこマスター】
・【一般級:霧吹き】
【一般級:ゴム手袋(薄手・ピンク)】
・【ウィンドウ】【マップ:レベル1】
【会話:レベル1】
==================================
最後まで読んで頂きありがとうございます!
応援、コメントして頂けると励みになります!

〝ヴァールとのわだかまりが消え、信頼関係を築いて行けるのか!

次回お楽しみに!
(*・ω・)*_ _)ペコリ
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草葉をかき分けた先には、おびただしい数のマラルフロッグの群れがいた。

「おいおいマジか、」
「嘘でしょ、この数」
「全員気を抜くな、もし打ち漏らしが出れば近隣の村が襲われる」
「〝了解〟」

ミリアが呪文を唱え始めた。

「〝サイレント・ドーム〟」

黒い魔法陣が杖の頭から現れ、マラルフロッグの群れと俺達を薄黒い壁が囲った。
外の草木の揺れる音が一切聞こえない。

「さぁ、いくわよ!」
「よし!〝マーシャル・レイン〟」

トロイが空に向かい1本の矢を放った。その瞬間、青白く巨大な魔法陣が空中に出現した。
1本の矢が分裂し、大量の矢がマラルフロッグの群れに降り注いだ。

「マートン、残りを片付けるぞ」

ヴァールさんとマートンが、残りを一掃した。

「これで最後か?」

メンバーが一息付いた。
その瞬間、〝サイレント・ドーム〟が解けた。
すると、攻撃から逃れたマラルフロッグが草陰から外へ向かい走り始めた。

「(打ち漏らしだ!このまま逃がしたら村に被害が出る!)」

誰も気づいておらず、いい所を見せるチャンスだと思い、俺は急いで霧吹きとゴム手袋を出して追いかけた。

「タカノリ?どうした」

トロイの言葉に耳もくれず、目の前の事に必死だった。

「(俺だって一体くらいは....!)」

ゴム手袋をはめ、麻痺ダケを霧吹きにセットした。

ピコンッ

《【一般級:霧吹き】に麻痺が付与されました》

マラルフロッグに追いつき、身体目掛けて打った。

シューー...
マラルフロッグの動きが止まった。

「大丈夫かタカノリ!」

後ろからトロイとマートンが心配して来てくれた。
皆は止まっているマラルフロッグを見た。

「痙攣している?」
「お前がやったのか?タカノリ」

二人が不思議そうに俺を見た。

「はい、この霧吹きで麻痺させました」
「霧..吹き....?」
「変わった武器使ってるんだな」

ザシュッ...
ヴァールが麻痺しているマラルフロッグに、剣を突き立てトドメをさした。

「お手柄です、タカノリさん」

ヴァールはニコッと笑った。
依頼を完了し、俺たちは王国に戻った。
宿に行く前に酒場で打ち上げをしていた。

「しっかしやるなぁ、タカノリ!俺ぁ初めから出来るやつだって気づいてたぜ〜」
「ちょっとトロイ飲みすぎ〜酒臭!

トロイは酔いがかなり回っていた。

「タカノリさん、ちょっといいですか」

席を立ち上がりながら、ヴァールさんが俺を外へ連れ出した。

「....むー、ちょっとトイレに」
「ミリア、ほっといてやれ」

マートンが、ミリアがヴァールたちの元へ行くのを止めた。

「そうよミリア、ここで話しにくい内容だから2人でで行ったのよ」
「わかったよぉー...」

ミリアは不貞腐れながらオレンジジュースを飲んだ。
ヴァールと孝典は二階のテラスに来た。

「タカノリさん、すみませんでした」

急に頭を下げるヴァールに孝典は困惑した。

「え、、ちょ!やめてくださいよ」
「僕は、タカノリさんが試験に本気で挑まれていたにも関わらず、あんな失礼なことを.....」
「俺は気にしてませんよ、むしろ謝りたいのは俺の方です。あんな結果だったのに同行までさせてもらってありがとうございます」

ヴァールは夜空を見上げた。

「知っておいて欲しかったんです。冒険者がどんなものなのか、タカノリさんは穏やかで優しい人です。でもそれではいつか痛い目を見る。だから同行の許可を貰ったんです」
「ヴァールさん....」
「さて!誤解が解けた所で戻りますか。ミリアが退屈しているはずです」
「あははっ、それもそうですね」

俺たちは皆の元へ戻り、食事もそこそこにして宿に向かった。
その夜はそのまま眠りについた。

(つづく)


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《ステータス》
・三田 孝典 (みた たかのり)
・レベル2
・F級冒険者
・【固有職業:きのこマスター】
・【一般級:霧吹き】
【一般級:ゴム手袋(薄手・ピンク)】
・【ウィンドウ】【マップ:レベル1】
【会話:レベル1】
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次回お楽しみに!
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