魔力線
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皆はそれぞれ得意の魔法を放つが的には当たっていない
「皆、苦戦してますね」
「当然だな、普通は動かない的を相手に練習する、それに慣れてしまっている最初のうちは動く的は厄介でしかない、これは持論だが、初級魔法をただ放つだけは3流、動く的に当てれて2流、そこから中級、上級と魔法を習得出来れば1流だ」
「私たちも最初は苦労したものね」
「一応聞いておく、おまえ達は何処まで出来る?使い魔なんて魔法が使えるんだ、上級も使えるんじゃないのか?」
「そうですね、僕は上級に加え詠唱ありなら師匠の魔法テンペストも使えます」
「私は上級は使えるけどイグニスは教わってないわ」
「つまり2人は1流か、なら魔法に関してはあいつらに教えてやってくれないか?」
「いいですけど、先生は?」
「俺は魔法は使えるが剣のほうが得意でな、どうしようか悩んでたんだ」
「教えるのは良いですが一応、師匠に聞いてみても?」
「どうするんだ?」
「こうします」
僕は使い魔を作り、そこに手紙をくくりつけ師匠のもとに飛ばした
「返事がくるまで待っててくださいね」
「便利だな、人を探したり、手紙を飛ばしたり出来るのは、俺でも習得できるのか?」
「魔法としては中級になりますので一度覚えれたら簡単な魔法になりますよ」
そうしていると手紙をくくりつけた使い魔が帰ってきた
「師匠からですね、教えるのは構わないそうです」
「そうか、ならウィンは男子をフレアは女子を教えてやれ」
「はい」
「わかったわ」
僕は男子生徒の所に寄った
「みなさん、動く的にあてるコツありますよ」
「本当かい、どうやるんだ?」
「まず魔法は直線的にしか飛びません、ですので的がどうあてるか、それが魔法の一段階上の技のロックになります」
僕は的を指差した
「『ロック』」
僕は皆に見えるように魔力の線を色付けして的に張り付けた
「これが魔力線です、これがあるところに魔法は飛んでいきます『ウィンドボール』」
僕は的とは違う方向にウィンドボールを投げたがウィンドボールは魔力線を辿って的に当たった
「こんな感じです」
「それはどうやるんだ?」
「魔力を線として伸ばすことから始まります、これが出来なければ魔法も使えないかと」
「あ?魔法は使えてるだろ?見てなかったのか?」
「皆さんのはただ撃ってるだけ、魔法は当てなければただのこけおどしです」
「なんだと!」
そういって気の短い侯爵家の跡取りが僕の服を掴んだ
「離してもらえませんかね、では貴方は動かない的にずっと魔法を放って優越感に浸っててください」
「なんだと!」
「魔法は流動的でなければならない、魔法は誰かを守るためでなければならない、貴方は魔物に動くなと言うのですか?」
「それは騎士達が動きを止めれば!」
「その騎士達も巻き添えにするのですか?」
「それは」
「魔法を確実に当てるには必要なスキルです、分かったら離してください」
そう言うと侯爵家の跡取りが僕から離れた
「ではまずは魔力を線にしてくっつける所からです、まずは指先に魔力を集めてそれを伸ばしてみてください」
こうして魔力線の練習をすることにした