ローファンタジー長編連載中
アタシ(私)はひまわり(月)~Find Me Again~
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喜びも、怒りも、悲しみも、そして誰かを愛する心さえも――この世界では、すべてが力になる。
人々の感情から生み出されるエネルギーが社会を支える近未来。
そんな世界に、一人の男がいる。
ヒロ・アシハラ。
筋肉を愛し、自分では理解できない理屈よりも感情で突っ走り、行く先々で騒動を巻き起こす――もはや歩く災害である。
そして、その災害が出会ったのが、
カヨナ・ワダツミ。
太陽を追いかけるひまわりのように真っ直ぐで、天然という凶器を振り回し、底抜けに明るく、時として災害以上の奇跡を引き起こす女だった。
理屈より感情。
正しさよりも、目の前にいる誰か。
笑って、怒って、泣いて、傷ついて。
ときには盛大な茶番を繰り広げ、周囲を巻き込み、呆れられながらも、二人は何度でも誰かの手を取って立ち上がる。
大切な人と笑いたい。
傷ついたなら、その手を取りたい。
置いて行かれた誰かがいるのなら、迎えに行きたい。
そんな小さな感情は、やがて二人だけのものではなくなっていく。
仲間と出会い、別れ、ぶつかり合い、それでもまた手を取り合う。
その積み重ねが、いつしか世界さえ巻き込んでいくことを――このときの二人は、まだ知らない。
これは、英雄が世界を救う物語――なのかもしれない。
注)二人の気持ちが、最後まで変わらなければ……。
泣いた人も。
傷ついた人も。
置いて行かれた人も。
それでも、明日は来る。
笑いあり、涙あり、刀あり。
そして――筋肉あり。
これは、どうしようもない茶番が、ときに誰かを救う奇跡へ変わる――
茶番(キセキ)文学。
感情が力になる世界を駆け抜ける
太陽と、ひまわりと、月の物語。